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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2017.03.19
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カテゴリ:山野草
☆ウォーキングコース(玉川上水)で、オオアラセイトウ(ショカツサイ、ムラサキハナナ)が一斉に咲き始めました。1週間ぶりのウォーキングコース(玉川上水)でしたが、景色がすっかり変わっていました。(2017年3月12日撮影)。
  • オオアラセイトウ1.JPG

  • ☆オオアラセイトウは、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草です。越年草とは、秋に発芽し越冬し翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。ムラサキハナナの名前の通り、一面紫色です。
  • オオアラセイトウ2.JPG

  • ☆オオアラセイトウの花のつくりを観察してみました。花は4弁花で茎の先にたくさん付き、萼は細長い筒状で花びらよりも濃い紫色です。萼の先端には、細い毛が見えます。
  • オオアラセイトウ3.jpg

  • ☆4枚の花びらは、縁が波打っており細い紋様が見えます。4枚の花びらの中央に、6本の雄蕊の黄色い葯と1本の雌蕊が見えます。
  • オオアラセイトウ4.jpg

  • ☆根生葉と茎の下部の葉は羽状に深裂し、茎の上部の葉は長楕円形で縁に不揃いの鋸歯があり基部は耳状になって茎を抱いています。
  • オオアラセイトウ5.jpg

  • ☆オオアラセイトウは、中国原産で、日本には江戸時代に輸入・栽培されていましたが、これが野生化したものです。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)の名は、牧野富太郎博士が同じアブラナ科の園芸種ストックの和名「アラセイトウ(紫羅欄花)」に「大」を冠して名付けたとのこと。ショカツサイ(諸葛菜)の名は、諸葛孔明が広めたという伝説から。ムラサキハナナ(紫花菜)の名は、文字通り紫の花が咲く菜から。
  • オオアラセイトウ6.JPG

  • ☆なお、「ハナダイコン」という別名も使われていますが、これは本来、アブラナ科ハナダイコン属の別の園芸植物で、名称が混同して使用されているそうです。
  • オオアラセイトウ7.jpg

  • ☆オオアラセイトウの花言葉は、「知恵の泉」「優秀」「聡明」「熱狂」「仁愛」などだそうです。諸葛孔明が広めたという伝説から、「知恵の泉」「優秀」「聡明」の花言葉がつけられたそうです。





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    Last updated  2017.03.19 06:00:15
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