|
テーマ:楽天写真館(356044)
カテゴリ:山野草
☆ウォーキングコース(玉川上水)で、アマナやオオアラセイトウとともに春を告げるヒメカンスゲの花が咲き始めました。ヒメカンスゲは、北海道から九州に分布し、明るい雑木林や丘陵地の斜面などに自生するカヤツリグサ科スゲ属の常緑の多年草です。(2017年3月12日撮影)。
☆ヒメカンスゲは、10~15センチの花茎が伸びて小穂をつけます。茎の先端に見えるのが雄小穂で、褐色の紡錘形の小穂(しょうすい)から薄クリーム色の葯が出ています。雄小穂の下の方に茎から細長く伸びているのが雌小穂です。雌小穂には白い雌蕊花柱が見えています。 ☆開花した雄小穂です。薄クリーム色の葯がたくさん突き出ており、薄クリーム色の房のように見えます。 ☆雌小穂の下の茎が赤褐色に見えます。ヒメカンスゲは、雌小穂の基部に苞があり、その鞘(さや)の部分が赤褐色をしているのが特徴だそうです。 ☆雌小穂です。鱗片(雌花頴:しかえい)から3本の雌蕊柱頭が出ているそうです。 ☆昨年観察した雌小穂です。雌蕊柱頭は、3本のものと2本のものがあるようです。(2016年3月17日撮影)。 ☆黒褐色で紡錘形なのが、開花前の雄小穂です。カンスゲは葉の幅が1センチほどで長さが30~40センチになり、ヒメカンスゲは葉の幅が3ミリほどで長さが20~30センチです。ヒメカンスゲ(姫寒菅)の名は、「姫」は小型の寒菅から、寒菅の「寒」は冬でも常緑であること、スゲは叢生する葉が毛のように細く鳥の巣のように見えるので「巣毛」からスゲになったという説や、清々しい(すがすがしい)からスゲになったとする説などがあるそうです。 ☆ヒメカンスゲの花言葉は、「あきらめ」「自重」だそうです。どんな由来があるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.20 06:00:06
コメント(0) | コメントを書く
[山野草] カテゴリの最新記事
|