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テーマ:楽天写真館(356083)
カテゴリ:山野草
☆ウォーキングコースの道端や草地、庭などで、帰化植物ミチタネツケバナの花をたくさん見かけるようになりました。道端の雑草の世界は、春真っ盛りです。
☆ミチタネツケバナは、ヨーロッパから東アジアに分布するアブラナ科タネツケバナ属の越年草です。越年草とは、秋に発芽し越冬し翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。 ☆『日本帰化植物写真図鑑』によると、1992年に宮城県から日本海側で侵入が報告され、ミチタネツケバナの和名が付けられたそうです。ミチタネツケバナ(道種漬花)は、日本に自生するタネツケバナが水田などの水辺に生えるのに対して、乾燥している空き地や道ばたに生えるため名づけられたそうです。今では、関東地方など全国に広がっています。 ☆ミチタネツケバナはタネツケバナに似ていますが、花や種ができる時期にも根出葉がはっきりしているのが特徴です。根出葉は、奇数羽状複葉です。 ☆アブラナ科の花ですので、4枚の萼と長さが2~3ミリの4枚の花びらがあります。タネツケバナの雄蕊は6本ですが、ミチタネツケバナの雄蕊は4本が多いそうです。白い花糸に黄色い葯がある雄蕊が4本有り、中央に雌蕊が見えます。 ☆開花中の花の周りでは、花弁の中から紫色の果実(子房)が伸びてきています。 ☆タネツケバナの果実は茎から開いた形につきますが、ミチタネツケバナの果実は茎に沿って斜上しています。 ☆ミチタネツケバナ(道種漬花、路種漬花)は、文字通り道端に生えるタネツケバナ(種漬花)です。タネツケバナ(種漬花)の名は、種籾を苗代に播く前に水に浸ける頃に花が咲くので「種漬花」と名づけられました。3年前まではミチタネツケバナをタネツケバナと思い込み、花の後に種をたくさん付けて周りにはじき飛ばすので「種付け花」と思い込んでいました。 ☆ミチタネツケバナの花言葉は、「勝利」「情熱」「熱意」「不屈の心」などだそうです。道端で広がり、次々と花を咲かせることから名づけられたのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.23 06:00:17
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