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テーマ:楽天写真館(356029)
カテゴリ:山野草
☆昭和記念公園の「こもれびの丘」で、たくさんのイカリソウの花が咲いていました。イカリソウは、自生するものとともに園芸用や薬用に栽培されているものもあるそうです。(2017年4月14日撮影)。
☆イカリソウは、北海道西南部から九州(植物図鑑によっては東北地方から四国)の山地の木陰に自生するメギ科イカリソウ属の落葉多年草です。なお、色々な変種があり、区別は容易ではないということなので、イカリソウとしました。根出葉が冬にも枯れないで残るトキワイカリソウもあります。 ☆イカリソウの葉は1~3回3出複葉で、小葉の基部はハート形で先端は尖っており、周りには棘状の毛があります。写真では、それぞれ3枚の小葉が見えます。 ☆イカリソウの花は、4枚の花弁(花びら)から細長い距が出ています。 ☆これは昨年撮影したイカリソウの花ですが、花の中には黄色い葯がある4本の雄蕊と1本の雌蕊が見えます。(2016年4月6日撮影)。 ☆イカリソウの花は、4枚の花弁の外側に8枚の萼片があります。萼片は二重になっていて、外側の4枚(外萼片)は早く落ちてしまい、内側の4枚(内萼片)は大きくなって花びらのようになります。この写真では、左上と右下の花に、赤紫色の4枚の外萼片が見えます。 ☆この写真では、距が長く伸びている花弁の外側に大きく花びらのようになっている4枚の内萼片が見えます。 ☆イカリソウ(碇草、錨草)の名は、花びらから細長い4本の距が出ている花の形が、和船で使われていた4本鉤(かぎ)の碇に似ていることに由来します。 ☆イカリソウの花言葉は、「君を離さない」「あなたを捕らえる」「旅立ち」「人生の出発」などだそうです。「君を離さない」「あなたを捕らえる」は船を固定する碇にちなみ、「旅立ち」「人生の出発」は船の碇を引き上げたような花の姿から船出をあらわすものだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.02 06:08:07
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