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テーマ:楽天写真館(356040)
カテゴリ:山野草
☆ウォーキングコース(玉川上水)や林の中で、ウシハコベの花が咲いているのを見つけました。(2017年4月30日撮影)。
☆ウシハコベは、日本全土の山野で普通に見られるナデシコ科ハコベ属(ウシハコベ属)の越年草、または多年草です。ハコベ属の他の植物と異なり花柱が5本あることから、ウシハコベ属(1属1種)に分ける考え方があるそうです。 ☆ウシハコベの茎は枝が多く斜めに立ち上がり、高さが20~50センチになります。 ☆茎の片側には、毛があります。 ☆ウシハコベの葉は対生で、下部のものには葉柄がありますが、上部のものには葉柄がありません。 ☆ウシハコベの花は4月から6月に咲きますが、10月頃まで見られます。花は、上部の葉腋から出る花柄や、茎の上部に集散花序をつけます。 ☆ウシハコベの花柄や萼片には、腺毛があります。花序をつける上部の茎にも、腺毛があります。 ☆ウシハコベの花は、5枚の萼片、白色で付け根近くまで深く2つに分かれている5枚の花弁、10本の雄蕊、緑色の子房の上に5本の花柱があります。花柱が5本あるのが、他のハコベの仲間と違う特徴です。萼片と花弁は、ほぼ同じ長さです。 ☆この写真では、雄蕊の葯が2つに分かれており、花粉を出しているのが確認できます。 ☆ウシハコベの花柄は、花後に下向きに曲がります。 ☆ウシハコベ(牛繁縷)の名は、高さが20~50センチになり、ハコベ(コハコベ)よりも大きいので、それを牛に例えて「牛繁縷」と呼ばれるようになったそうです。漢字の「繁縷」は漢名で、よく繁茂し茎の中に目立つ筋「縷(る):維管束」があることから。 ☆また、ハコベは、「はびこりめむら(蔓延芽叢)」が変化して「はこべら」になり、さらに「ハコベ」に変化したという説がありました。「はびこり(蔓延)」は草木などが繁茂すること、「芽」は葉・茎・花が出始めたもの、「叢」はくさむらのことです。ハコベの生えている様子が、葉や茎がはびこり草むらのようになっている状態になっていることを意味しているようです。 ☆ウシハコベの花言葉を検索してみると、「ランデブー」「追想」「集合」「愛らしい」「私と逢って頂けますか」などがありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.15 06:00:19
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