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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2017.05.25
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カテゴリ:山野草
☆今年も5月中旬から、たくさんのコバンソウの花を見かけるようになりました。(2017年5月14日撮影)。
  • コバンソウ01.jpg

  • ☆コバンソウは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用として輸入されたものが野生化したイネ科コバンソウ属の1年草です。しろうと自然科学者のウォーキングコースでは、道端や畑、草地など、日当たりのいいところで見かけます。痩せ地でも良く育つので、広範囲に広がっています。
  • コバンソウ02.JPG

  • ☆コバンソウの花序は幅の広い円錐形で、繊細な枝先に4~7個(最多で10個程度)の小穂(しょうすい)をつけて下垂します。この写真では、1つの花序に8個の小穂が見えます。
  • コバンソウ03.JPG

  • ☆よく見ると、小穂の上に茶褐色のものが見えます。
  • コバンソウ04.JPG

  • ☆花柄の付け根にある2枚は、苞穎(ほうえい)と呼びます。
  • コバンソウ05.jpg

  • ☆上から、第1苞穎、そして第2苞穎と呼ぶそうです。
  • コバンソウ06.JPG

  • ☆コバンソウの小穂は、8~18個の小花で作られているそうです。左側の小穂では、2枚の苞穎の下に左右あわせて13個の小花があります。
  • コバンソウ07.jpg

  • ☆コバンソウの小花は、花びらはなく穎(えい)に囲まれています。外側を護穎(ごえい)と呼ぶそうです。護穎の内側には、3本の雄蕊と白いブラシ状の花柱がある1本の雌蕊があるそうですが、確認できません。
  • コバンソウ08.jpg

  • ☆この小穂では、護穎から雄蕊が出ているのが見えます。一番上の苞穎の下の護穎から1本の雄蕊が見え、その下の護穎から2本の雄蕊、その下の護穎から3本の雄蕊、その下の護穎から1本の雄蕊が見えます。コバンソウの花を5年間観察してきましたが、雄蕊を観察できたのは初めてです。
  • コバンソウ09.JPG

  • ☆コバンソウ(小判草)の名は、小穂を小判に見立てたものです。別名のタワラムギ(俵麦)も、小穂を俵に見立てたものです。1カ月半程で実が黄金色になり、文字通りコバンソウ(小判草)になります。(2012年6月23日撮影)。
  • コバンソウ10.JPG

  • ☆コバンソウの花言葉は、「金満家」「心を揺さぶる」「熱心な議論」「興奮」「素朴な心」などだそうです。「金満家」はコバンソウ(小判草)の名前に由来し、「心を揺さぶる」は小穂が風に揺れる様子から、「熱心な議論」は小穂がぶつかりあいながら風に揺れることから連想されたのでしょうか。
  • コバンソウ11.JPG





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    Last updated  2017.05.25 06:00:17
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