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テーマ:楽天写真館(356036)
カテゴリ:山野草
☆近所の道端で、ツボミオオバコの花を見つけました。ツボミオオバコとは、4年前に初めて出合いました。(2017年5月14日撮影)。
☆ツボミオオバコは、北アメリカ原産の帰化植物でオオバコ科オオバコ属の1年草です。『日本帰化植物写真図鑑』によると、1913年に愛知県、1934年に大阪府で見いだされ、現在では関東北部から沖縄までに分布しているそうです。今年の5月初旬、埼玉県の長瀞でも見かけました。 ☆ツボミオオバコの葉は根生し、長さ3~10cm、幅1~2cmの倒披針形です。植物全体に白色短毛が密生しているのが、他のオオバコとの違いです。 ☆葉の縁や両面、花茎にも白色短毛が密生しています。 ☆ツボミオオバコは、葉の間から高さ10~30センチの花茎を伸ばし、小さな花を穂状につけます。ツボミオオバコは、たくさんの種子を作り、道端や空き地に群生しています。 ☆花穂の下の方は雌性期のようで、緑色の萼片の中から白い花弁が見え、その中から細長い雌蕊柱頭が伸びているのがわかります。ツボミオオバコは、他のオオバコの仲間と同じように雌性先熟の植物です。オオバコやヘラオオバコは、雌性期から雄性期に移ると雄蕊が花冠の外に長く伸びますが、ツボミオオバコは雄蕊が外に出ません。 ☆長さ5ミリ程度のツボミオオバコの花を観察してみました。花冠は淡黄褐色で4つに深く分かれています。花冠の外側には、長楕円形で背面に長い毛がある4枚の緑色の萼片があります。萼片の下に、楕円形で長い毛がある1枚の緑色の苞があります。花冠の中には、4本の雄蕊と1本の雌蕊があります。花冠の中から雌蕊柱頭が出ていますが、雄性期に移ったのか雌蕊はしおれています。 ☆ツボミオオバコ(蕾大葉子)の名は、花冠裂片が開かず、いつまでも蕾のように見えることから名づけられたそうです。1つの花の果実には、種子が2個できるそうです。花茎が直立するので、別名はタチオオバコ(立大葉子)です。 ☆ツボミオオバコの花言葉は、「耐え忍ぶ愛」だそうです。由来は、わかりませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.26 06:00:20
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