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テーマ:楽天写真館(356034)
カテゴリ:山野草
☆5月から、団地内でもウォーキングコース(玉川上水)でも、たくさんのブタナの花を見かけます。(2017年5月14日撮影)。
☆ブタナは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、草地、畑地、芝生、市街地などに生えるキク科エゾコウゾリナ属の多年草です。『日本帰化植物写真図鑑』によると、1930年代に札幌(タンポポモドキと命名)と神戸(ブタナと命名)で発見され、その後全国に広がっているのが確認されたそうです。もともとは、輸入された牧草や緑化用の種子に混入してきたそうです。 ☆ブタナの葉は根生してロゼットを形成し、地面にへばりつくように広がっています。草刈りを行なっても、葉と根が残ってしまうため、再び伸びてきます。タンポポと同じように冠毛で種が飛び広がるので、広範囲に増えてきています。葉は、不規則に切れ込んでいます。 ☆ブタナの花茎は、50センチ以上に伸び、上部で1~3本に枝分かれします。 ☆花茎の途中をよく見ると、退化して鱗片状になった葉があります。 ☆ブタナの長い茎の先端に咲く花は、全体が黄色くタンポポの花に似ています。全て舌状花です。別名は、タンポポモドキです。 ☆ブタナは、雄蕊が先に熟して花粉を出す雄性先熟の花です。中央の舌状花は雄性期で5本の雄蕊の葯が合着した集約雄蕊から黄色い花粉が出ているのがわかります。 ☆こちらの舌状花は雄性期から雌性期に変わったようで、集約雄蕊の中から雌蕊柱頭が伸びており、先端が2つに分かれているものもあります。 ☆ブタナの花の総苞片です。総苞片の背面には、1列の毛があります。 ☆写真は、玉川上水の岸辺で増えて広がってきているブタナです。ブタナ(豚菜)の名は、フランスでの俗名「Salade de porc(ブタのサラダ菜)」を翻訳したものだそうです。ブタがこの植物を好むとされているようです。調べてみると、人にとっても食用となるそうで、葉はサラダ(生、蒸す、炒める)、根は炒って挽いてコーヒーの代用品にされるという記事がありました。 ☆ブタナの花言葉は、「最後の恋」だそうです。由来は、わかりませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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