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テーマ:楽天写真館(356038)
カテゴリ:山野草
☆「こもれびの丘」では、毎年たくさんのフタリシズカの花を見かけます。1週間ほど北海道に出かけているため、5月初めの昭和記念公園での自然観察を掲載しています。(2017年5月5日撮影)。
☆フタリシズカは、北海道から九州の低山地に分布し、山野の林内に生えるセンリョウ科チャラン属の多年草です。 ☆フタリシズカの葉は、上部の節に2~3対がやや間隔をあけて対生します。 ☆フタリシズカの葉は緑色で光沢はなく、ふちに細かい刺状の鋸歯があります。 ☆フタリシズカの穂状花序は、フタリシズカの名の通り2本が一般的ですが、1本から5本以上になることもあります。 ☆このフタリシズカの花は、穂状花序が1本です。 ☆このフタリシズカの花は、穂状花序が7本位あるようです。 ☆フタリシズカの花のつくりは、穂状花序で白く3つに分かれて見えるのが雄蕊の花糸です。フタリシズカの3本の花糸は短く、雌蕊を囲むように内側に曲がっています。 ☆3本の雄蕊花糸の内側には、葯がついています。やや大きい真ん中の花糸には基部の内側に葯が2個つき、外側の2本の花糸には1個ずつの葯がつきます。雄蕊の花糸の付け根内側に、雌蕊の柱頭があります。 ☆フタリシズカ(二人静)の名は、能の謡曲「二人静」の中で静御前の霊とその霊に憑かれた菜摘女(なつめ)が舞を舞う姿に、この花の2本の花序を見立てて付けられたそうです。 ☆フタリシズカの花言葉は、「いつまでも一緒に」「静御前の面影」などだそうです。「いつまでも一緒に」は寄りそうように並んでひっそりと咲く2本の花穂に由来するようですし、「静御前の面影」は名前の由来通りのようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.06.15 06:00:14
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