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テーマ:楽天写真館(356019)
カテゴリ:山野草
☆ウォーキングコース(玉川上水)で、8月初めからキツネノカミソリの花が咲いています。(2017年8月6日撮影)。
☆キツネノカミソリは、本州・四国・九州の山野に生えるヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。 ☆キツネノカミソリは、長さ30~40センチ、幅0.8~1センチの葉を早春に伸ばし、夏になると枯れます。葉が枯れたあと、8月から9月に高さ30~50センチ花茎が伸びて、3~5個の黄赤色の花を散形状につけます。 ☆キツネノカミソリの総苞片は、披針形で長さ3~4センチです。開花し始めた蕾では、数個の花を包んでいる2枚の総苞片がよくわかります。開花したものでも、花柄の付け根に2枚の総苞片があるのがわかります。 ☆キツネノカミソリの花柄は、長さ2~6センチです。キツネノカミソリは、ヒガンバナ科の他の花と同じく子房下位(花びらの付け根より下に子房がある)です。 ☆キツネノカミソリの花のつくりは、花被片6枚、黄色い葯がつく雄蕊6本、雌蕊1本です。雄蕊の長さは花被片とほぼ同じ長さです。雌蕊花柱は、花被片より少し長いようです。 ☆この写真では、キツネノカミソリの雌蕊花柱が花被片や雄蕊より長く突き出しているのがわかります。キツネノカミソリは花の後に実ができます。キツネノカミソリは、球根(鱗茎)の分球と種の両方で増えていきます。 ☆キツネノカミソリの花被片は、「斜めに開いて反り返らない」という記事がありましたが、このように明らかに反り返っているものもありました。 ☆キツネノカミソリ(狐の剃刀)の名は、花の色が狐色で葉の形が剃刀に似ているので付けられたそうです。すでに紹介した通り、キツネノカミソリの葉は春に出て夏には枯れます。 ☆キツネノカミソリの花言葉は、「妖艶」だそうです。「妖艶」は、薄暗い林床で花茎をすっと伸ばして橙赤色の花をつける妖しいほどのなまめかしい姿からつけられたそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.18 06:00:09
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