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テーマ:楽天写真館(356034)
カテゴリ:山野草
☆8月12日から14日まで、新潟県県新潟市北区に行きました。新たな植物との出合いもありました。新潟市北区での自然観察を紹介しています。ガガイモの花です。(2017年8月13日撮影)。
☆ガガイモは、北海道・本州・四国・九州の日当たりの良い原野に生えるガガイモ科ガガイモ属のつる性多年草で、地下茎を長く伸ばして増えます。なお、ゲノム解析によるAPG分類体系では、キョウチクトウ科に分類されています。 ☆ガガイモの葉は対生で、長さ5~10センチ、幅3~6センチの長卵状心形で、先は尖っています。 ☆ガガイモは、8月頃に葉腋から総状花序を出し、淡紫色の花をつけます。なお、花期は8月とされていますが、ウォーキングコース(玉川上水)では9月末に見かけました。 ☆ガガイモの総状花序です。蕾を見ると、萼片は基部まで深く5つに分かれているようです。 ☆ガガイモの花冠は直径約1センチで、5つに分かれ、内側は淡紫色で長い毛が密生しています。 ☆ガガイモの花冠は、やや外側に反り返り、5つに分かれたそれぞれの花冠の中肋部は濃紫色で少しくぼんでいます。中心部には5本の雄蕊が雌蕊に合生した蕊柱(ずいちゅう)があり、柱頭は長く花冠から突き出ています。 ☆ガガイモの蕊柱の周りには、5つに分かれた先端が白い副花冠が見えます。 ☆ガガイモの副花冠は、環状で蕊柱の基部を取り巻いているそうです。 ☆同じような副花冠は、同じキョウチクトウ科(ガガイモ科)イケマ属のつる性多年草イケマでも観察しました。(2016年8月3日撮影)。なお、イケマについては、2017年1月3日の日記で紹介しました。 ◎イケマ【裏磐梯での自然観察 その2】(2017年1月3日の日記)。 http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170103/ ☆ガガイモ(蘿藦、鏡芋、芄蘭)の名の由来は、諸説あるようです。ガガイモは、秋に長さ10センチメートルの実を付けるそうですが、まだ観察したことがありません。種子は扁平な楕円形で翼があり、先端に種髪と呼ばれる長い絹糸のような毛があるそうです。 ☆ガガイモの花言葉は、「清らかな祈り」「味わい深い」だそうです。「清らかな祈り」は神話に由来し、「味わい深い」は花には毛が多いが可愛いことに由来するという記事がありました。 ☆APG体系(エーピジーたいけい)は、1998年に公表された被子植物の新しい分類体系で、APG(被子植物系統グループ:Angiosperm Phylogeny Group)とは、この分類を実行する植物学者の団体のことだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.22 06:00:11
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