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テーマ:楽天写真館(356032)
カテゴリ:山野草
☆8月12日から14日まで、新潟県県新潟市北区に行きました。新たな植物との出合いもありました。新潟市北区での自然観察を紹介しています。チャガヤツリです。後で説明するように、これはチャガヤツリとカヤツリグサの雑種かもしれません。(2017年8月13日撮影)。
☆チャガヤツリは、本州・四国・九州に分布し、田畑や道端に生えるカヤツリグサ科カヤツリグサ属の1年草です。カヤツリグサと同じような生育環境に生えますが、カヤツリグサに比べて数は少ないようです。カヤツリグサと混在して生えていました。 ☆チャガヤツリ茎(稈)は、高さ15~50センチです。チャガヤツリの苞葉は3~5枚で、そのうち2~3枚は花序よりも長くなっています。写真では、左右の苞葉が花序よりも長いのがわかります。 ☆チャガヤツリの花序です。よく見ると、花序枝が枝分かれしています。チャガヤツリの花序枝は、カヤツリグサと違って枝分かれしませんので、これはチャガヤツリとカヤツリグサの雑種かもしれません。赤褐色の小穂は、チャガヤツリの特徴を持っているようです。 ☆これが、昨年観察したチャガヤツリです。チャガヤツリの花序は、5~8本の花序枝を持っており、花序枝は枝分かれしていません。(2016年10月19日撮影)。 ☆赤褐色の小穂はチャガヤツリの特徴を持っているので、観察してみることにします。チャガヤツリの花穂には15~20個の赤褐色の小穂があり、1つの小穂に10~20個の花をつけます。 ☆チャガヤツリの小穂をよく見ると、鱗片の先が芒状に突き出ているのがわかります。緑色の中肋は突き出して小さな突起になっており、やや外に反り返ります。 ☆チャガヤツリ(茶蚊帳吊)の名は、カヤツリグサに似ており、小穂の鱗片が褐色であることに由来します。コゴメカヤツリ、カヤツリグサ、チャガヤツリは互いに交雑して雑種を形成するそうなので、今後注意して観察していきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.24 06:00:16
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