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テーマ:楽天写真館(356077)
カテゴリ:山野草
☆「高尾山での自然観察」(9月8日~24日)、「秋の高尾山での自然観察」(10月9日~21日)に続き、高尾山での自然観察の第3弾として、「秋の高尾山での自然観察(続き)」を連載してきました。レモンエゴマの花です。(2017年9月14日撮影)。
☆レモンエゴマは、本州中部以南の太平洋側から九州の山麓から中腹の林のふちや林道沿いに生えるシソ科シソ属の1年草です。1913年(大正2年)に、高尾山で初めて発見された植物です。シソやエゴマは帰化植物ですが、レモンエゴマは日本に自生する植物です。 ☆レモンエゴマの茎は、断面が四角形で短く柔らかな毛が密生し、紅紫色をおびるものが多いそうです。 ☆レモンエゴマの葉は対生で、長さ約7~12センチ、幅約5~8センチの広い卵形、縁に形のそろった鋸歯があります。 ☆レモンエゴマの葉は、裏面や葉脈、葉柄が赤紫色を帯びることが多いそうですが、写真でも葉脈や葉柄が赤紫色を帯びています。葉脈の上にやわらかい毛が生え、裏面には腺点(せんてん)が目立つそうですが、わかりません。 ☆この写真では、葉の裏面の葉脈から葉柄に沿って、細く長い毛があるのがわかります。 ☆レモンエゴマは、枝先や葉腋に長さ10~18センチの穂状花序をつけます。レモンエゴマの花は、シソ科に共通の唇形花で、花冠は淡紅色です。 ☆レモンエゴマの花序は、2つの花の仮輪を多段に密につけます。写真は携帯用のコンパクトデジタルカメラで撮ったので鮮明ではありませんが、レモンエゴマの淡紅色の花冠の上唇は浅く2つに分かれ、下唇は3つに分かれているのがわかります。花冠の下には、緑白色の苞が見えます。 ☆レモンエゴマ(檸檬荏胡麻)の名は、エゴマに似た植物で、葉をもむとレモンに似た芳香があることに由来します。エゴマ(荏胡麻)の名は、漢名(中国での名称。特に動植物についていうことが多い。)だそうです。 ☆レモンエゴマの花言葉は、「第一印象のよい」だそうです。これは、葉をもむとレモンに似た芳香があることに由来するのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.22 06:00:22
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