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テーマ:楽天写真館(356044)
カテゴリ:山野草
☆9月25日から28日まで、静岡県富士宮市へ行きました。田貫湖周辺などで自然観察をしました。静岡県富士宮市での自然観察を紹介します。アカネの花です。(2017年9月26日撮影)。
☆アカネは、本州から九州の山野にごくふつうに見られるアカネ科アカネ属のつる性多年草です。茎はよく分岐し、長さ2メートルほどになります。アカネについては「アカネの花。【秋の高尾山での自然観察(続き)・その1】」(2017年10月22日の日記)で紹介しており、記事内容が重複していることをお断りしておきます。 ☆アカネの茎には、4つの陵があります。陵の上には、下向きの棘があります。 ☆アカネの葉は、4枚が輪生しています。葉は長さ3~7センチの三角状卵形または狭卵形で、先端はしだいに細くなって尖り、基部は心形です。4枚輪生している葉のうち、2枚は托葉が大きく発達したものだそうです。葉柄や葉の裏面脈上にも下向きの刺があるそうですが、葉柄に下向きの棘があることは写真でも確認できます。 ☆アカネの花は、葉腋から出て集散花序につきます。 ☆アカネの花冠は黄緑色で、5枚の裂片は卵形で先が尖っています。雄蕊は5本あり、葯は黄色です。 ☆近所で見つけたアカネの果実です。アカネの果実は、直径5~7ミリの液果で、黒く熟します。普通2個がくっついていますが、1個だけしか発達しないものもあります。果実には、種子が1個入っています。(2017年11月3日撮影)。 ☆このように、アカネの果実は普通2個がくっついています。(2017年11月3日撮影)。 ☆いっぽう、このように1個だけしか発達しないものもあります。なお、液果(漿果)とは、3層からなる果皮のうち、中果皮または内果皮が多肉質で水分が多く、軟らかい果実のことだそうです。(2017年11月3日撮影)。 ☆アカネ(茜)の名は、根は黄橙色ですが乾燥すると赤色になるので「赤根」から「茜」に転化したそうです。アカネの根はヒゲ状で、煮だすとアリザリンという赤い染料を抽出することができるそうです。昔は、赤色の染料として使われたそうです。茜色(あかねいろ)とは、沈んだ赤色、暗赤色のことで、夕焼け空の形容に用いられています。 ☆アカネの花言葉は、「私を思って」「媚び」「誹謗」「傷」「不信」などだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.23 05:00:10
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