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テーマ:楽天写真館(356043)
カテゴリ:山野草
☆9月25日から28日まで、静岡県富士宮市へ行きました。田貫湖周辺などで自然観察をしました。静岡県富士宮市での自然観察を紹介しています。アキノノゲシの花です。(2017年9月26日撮影)。
☆アキノノゲシは、日本全土の日当たりの良い荒地や草地に生えるキク科アキノノゲシ属の1年草、または越年草です。越年草とは、秋に発芽し越冬し翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。アキノノゲシについては「アキノノゲシの花。【立川市・泉町西公園での自然観察・その11】」(2017年10月5日の日記)で紹介しており、記事内容が重複していることをお断りしておきます。 ☆アキノノゲシは、稲作とともに日本に渡ってきた史前帰化植物だそうです。草丈は60センチから2メートルにもなります。 ☆アキノノゲシの葉は互生し、茎の下部の葉は長さ10~30センチです。 ☆よく見ると、切れ込みがあるアキノノゲシの葉と、細長い葉で葉に切れ込みがないホソバアキノノゲシの葉が見えます。ホソバアキノノゲシは、アキノノゲシの変種です。 ☆アキノノゲシは、茎の上部に直径約2センチの頭花を円錐状に多数つけます。 ☆アキノノゲシの花は、花びらの色は淡黄色で全て舌状花です。『日本の野生植物 3』では、小花は21~27個あると書かれています。数えてみると、この頭花は小花が25個でした。 ☆アキノノゲシの花は雄性先熟で、雄蕊が先に成熟して花粉を出し、その後雌蕊が花粉を押し出すように伸びてきます。雄蕊の葯が合着して筒状になった茶褐色のスジガある集約雄蕊の先にある花粉の中から、柱頭が2つに分かれ始めた雌蕊花柱が伸びてきているのがわかります。 ☆アキノノゲシの総苞です。総苞は円柱形で花時には長さ10~13ミリ、花後には下部が膨れ上部は狭くなり長さ13~15ミリになります。総苞外片は卵形で長さ2~3ミリ、総苞内片は8個あるそうです。 ☆アキノノゲシ(秋の野芥子)の名は、春に咲くノゲシ(ハルノノゲシ)に対比させて秋に咲くこと名づけられたそうです。切れ込みがあるアキノノゲシの葉は、ノゲシに似ているようです。 ☆アキノノゲシの花言葉は、「控えめな人」「幸せな旅」「謙虚」「本当は心優しい」などだそうです。「控えめな人」は美しい花が秋の寂しげな野の中でくすんだ淡い黄色に見えることからつけられたとか、「幸せな旅」は白い冠毛のある小さな種子が風に吹かれて飛んで行った先で新しい生命を誕生させる姿を例えたなどの説明が、ネットの記事にありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.25 05:00:13
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