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テーマ:楽天写真館(356032)
カテゴリ:山野草
☆9月25日から28日まで、静岡県富士宮市へ行きました。田貫湖周辺などで自然観察をしました。静岡県富士宮市での自然観察を紹介しています。チヂミザサの花です。(2017年9月26日撮影)。
☆チヂミザサは、日本全土の平地や丘陵地の林内に生えるイネ科チヂミザサ属の多年草です。茎は細く、基部は地を這って分岐し、斜上して高さ10~30センチになります。チヂミザサについては11月7日の日記「チヂミザサの花。【秋の高尾山での自然観察(続き)・その17】」で紹介していますので、重複している記事があることをお断りしておきます。 ☆チヂミザサの葉は、長さ3~7センチ、幅1~1.5センチの広披針形で、先端は尖っており、縁は波打っています。 ☆チヂミザサの葉は、基部が葉鞘となって、茎を抱いています。 ☆チヂミザサは、花茎の片側に長さ3センチの小穂をつけます。小穂からは3本の長い芒(のぎ)が伸びています。 ☆チヂミザサの小穂を見ると、小穂から伸びる3本の長い芒、クリーム色の雄蕊の葯、綿毛状の雌蕊が見え、花軸には長い毛が生えているのがわかります。 ☆2年前に撮影したチヂミザサの写真です。チヂミザサの小穂を見ると、長く伸びる芒とともに綿毛状の雌蕊やクリーム色の雄蕊が見えます。(2015年10月13日撮影)。 ☆チヂミザサの小穂には小花が2つありますが、第1小花は退化して第2小花は完全だそうです。写真で下に見えるのが退化した第1小花で、上に見えるのが完全な第2小花です。ブラシのような綿毛状の雌蕊とともに、後ろの奥に薄クリーム色の葯がある雄蕊が見えます。赤紫色の長い芒(のぎ)があり、実が熟すと粘液を出して粘り着く「ひっつき虫」になります。(2015年10月13日撮影)。 ☆チヂミザサ(縮み笹)の名は、葉の形が笹に似ていて、葉の縁が縮んだように波打っていることから名づけられました。 ☆チヂミザサの花言葉は、「強い結びつき」だそうです。実が熟すと、赤紫色の長い芒が粘液を出して粘り着く「ひっつき虫」になることに由来するのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.06 05:00:07
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