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テーマ:楽天写真館(356027)
カテゴリ:山野草
☆9月30日、立川市の生涯学習・たちかわ市民交流大学市民推進委員会主催の講座「散歩が楽しくなる植物観察入門3 東京の公園めぐり」の4回目「都会の公園・水辺の植物」に、共同企画者として参加しました。新たな植物との出合いもありました。上野公園での自然観察を紹介しています。ジュズダマの果実です。(2017年9月30日撮影)。
☆ジュズダマは、熱帯アジア原産の古い時代の帰化植物で、本州から沖縄の水辺や畑地などに生育するイネ科ジュズダマ属の多年草です。ジュズダマの茎は直立・叢生し、茎の高さは80~150センチです。 ☆ジュズダマの葉は、大きく披針形で、葉の長さは30~60センチ、幅は2~4センチで、中肋は白くなっています。 ☆ジュズダマは、夏から秋にかけて茎の上部の葉腋に柄を出し、直径5ミリほどの壺状の総苞葉(苞鞘)をつけ、中から雄花穂と雌蕊を出します。 ☆ジュズダマの総苞葉には長さ約5~6センチの柄があり、総苞葉は長さ約1.2センチで、中に果実があります。一見して果実に見える濃紫色のものは総苞葉で、この中に灰白色でほぼ球形の果実があるそうです。 ☆総苞葉は、白、灰色、灰褐色、黒などに色づくそうです。 ☆ジュズダマ(数珠玉)の名は、総苞葉(苞鞘)に糸を通して数珠に使用したことがあるというのが由来だそうです。総苞葉(苞鞘)は、念珠やネックレスなどの装飾品に使われ、ジュズダマの実を袋に詰めてお手玉にして遊んだそうです。なお、柳田国男は『人とズズダマ』(1952)で、ジュズダマの名は仏教の数珠に基づくのではなく、珠(たま)や粒と関連する古語の「ツス」や「ツシタマ」から、現代も方言に残る「ズズダマ」を経て、「ジュズダマ」になったと推察したそうです。 ☆ジュズダマの花言葉は、「祈り」「恩恵」「成し遂げられる思い」などだそうです。数珠の材料になることから、神仏的な意味合いの強い花言葉になったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.27 05:07:20
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