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テーマ:楽天写真館(356041)
カテゴリ:山野草
☆昨年10月9日から11日まで、福島県の裏磐梯に行きました。秋の裏磐梯での自然観察を紹介しています。ナギナタコウジュの花です。(2017年10月10日撮影)。
☆ナギナタコウジュは、北海道から九州の山地の道ばたに生えるシソ科ナギナタコウジュ属の1年草です。草丈は、高さ30~60センチになります。 ☆ナギナタコウジュは、茎がよく分岐し、全体に強い香りがあります。 ☆ナギナタコウジュの茎は4角で、表面に下向きの軟毛があります。葉柄や葉の表面にも軟毛が見えます。 ☆ナギナタコウジュの葉は対生し、長さ3~9cm、幅1~4cmの卵形から狭卵形で先は尖り、縁には鋸歯があります。 ☆ナギナタコウジュの葉は、0.5~2センチの葉柄があり、葉の裏面の脈上と表面にまばらに毛があります。葉柄にも軟毛が見えます。 ☆ナギナタコウジュは、9月から10月に葉柄から伸びた枝先や茎の先端に花穂を出し、淡紅紫色の小さな花をつけます。花は片側だけに偏ってつき、花穂は薙刀(なぎなた)状に曲がります。 ☆ナギナタコウジュの花冠は、長さ約5ミリの唇形花で、縁は細かく裂け、あたかも毛が生えているように見えます。花の反対側に苞が整然と並び、苞は中心部が最も幅広く、縁には短毛がありますが、背面は無毛です。 ☆ナギナタコウジュの花は、1つの苞に5個の花がつくそうですが、確認できません。 ☆ナギナタコウジュの花は、雄蕊が4本で下の2本が長く花冠より付き出しています。雌蕊は内部にあり確認できません。萼は長さ約4ミリで毛が密生し、先端は5つに分かれているそうです。 ☆ナギナタコウジュ(薙刀香需)の名は、ナギナタ(薙刀)は秋に枝先に咲く花穂(かすい)が薙刀(なぎなた)のように片面だけについて反っている様子から、コウジュ(香需)は芳香がシソとハッカを合わせたような香気があり中国の香需(こうじゅ、中国名:香薷)という薬草に似ているので、ナギナタコウジュと呼ばれるようになったそうです。 ☆ナギナタコウジュの花言葉は、「匂い立つ魅力」だそうです。全草に精油を含み、強い香りがあることに由来するそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.19 05:00:22
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