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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.09.24
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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[5]】はフウロソウ科の植物です。第1回は、フウロソウ科の植物の特徴です。写真はアサマフウロの花です。
  • 000アサマフウロ.jpg


  • ◎放射相称の花は5数性で萼片・花弁はともに5個。

    ☆フウロソウ科の植物は、花は放射相称で5数性、萼片・花弁はともに5個です。アメリカフウロの花です。雄蕊は10個です。
  • 001-1アメリカフウロ.JPG

  • ☆ミツバフウロの花です。萼片・花弁はともに5個です。雄蕊は10個です。
  • 001-2ミツバフウロ.JPG


  • ◎雄性先熟で雄蕊が先に熟し、その後雌蕊が熟して柱頭が5つに分かれる。

    ☆雄性先熟は、自家受粉(自分の花の花粉で受粉すること)を避け、他家受粉(他の花の花粉を受け取って受粉すること)します。同じ種の中でも、多様な遺伝情報を受け取ることによって、個体の生命力を高めるための巧妙な仕組みです。雄性期のヒメフウロの花です。雄蕊が先に熟して花粉を出しています。
  • 003-1ヒメフウロ.JPG

  • ☆雌性期のゲンノショウコの花です。雄蕊の葯はなくなり、雌蕊が熟して柱頭が5つに分かれて開いています。
  • 003-2ゲンノショウコ.JPG


  • ◎果実は蒴果で上部が細長く伸びた嘴型になる。

    ☆ヒメフウロの果実です。上部が嘴状に伸び、その下端に種子がある子房が丸くなっています。果実は、蒴果(さくか)です。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。
  • 004-1ヒメフウロ.jpg

  • ☆アサマフウロの果実です。上部が嘴状に伸びてきています。
  • 004-2アサマフウロ.jpg


  • ◎果実は熟すと下から5つに裂けて外に巻き上がり種を弾き飛ばす。

    ☆実が熟して全体が黒くなったアメリカフウロの果実です。花柱が下から5つに裂けて外に巻き上がり、種を弾き飛ばします
  • 005-1アメリカフウロ.JPG

  • ☆ゲンノショウコの熟した果実です。熟すと5つに分かれ、裂片は種子を1個ずつ巻き上げます。
  • 005-2ゲンノショウコ.jpg

  • ☆フウロソウ(風露草)の名の由来は、出入り口が1箇所だけで周囲が木で囲まれている草刈場を「フウロ野」と呼び、フウロソウは草刈場に生える草という意味とのことだそうです。

    ☆フウロソウに共通する花言葉は、「変わらぬ信頼」「陽気」「慰める」「妬み」などだそうです。





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    Last updated  2018.09.24 05:13:05
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