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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.09.25
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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[5]】はフウロソウ科の植物です。第2回は、アメリカフウロです。(2013年5月3日撮影)。
  • アメリカフウロ01.JPG

  • ☆アメリカフウロは、昭和初期に渡来し今では全国に広がった北アメリカ原産の帰化植物で、フウロソウ科フウロソウ属の1年草です。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ02.JPG

  • ☆アメリカフウロの葉は長い葉柄があり、5つに深く裂けて、さらに細かく裂けています。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ03.JPG

  • ☆アメリカフウロの花期は5~6月で、葉腋から花柄を出し、直径5ミリ程の淡紅色の5弁花を数個つけます。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ04.jpg

  • ☆アメリカフウロの花のつくりは、5枚の萼、5枚の花びら、10本の雄蕊、先端が5つに分かれている雌蕊です。花をよく見ると、雄蕊は内側と外側に5本ずつあります。(2016年5月6日撮影)。
  • アメリカフウロ05.JPG

  • ☆この花では、雌蕊柱頭が5つに分かれていることがわかります。左上の若い果実を見ると、萼片は3脈があり縁と外面脈上に長い毛があるのがわかります。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ06.JPG

  • ☆果実が成長してきました。萼とともに果実にも腺毛が見えます。果実は、長さ約2センチの蒴果(さくか)です。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ07.JPG

  • ☆実が熟すと、全体がこのように黒くなり、ゲンノショウコと同じように、花柱が下から5つに裂けて外に巻き上がり、種を弾き飛ばします。(2014年5月20日撮影)。
  • アメリカフウロ08.JPG

  • ☆アメリカフウロ(亜米利加風露)の名は、アメリカ原産のフウロソウから。フウロソウ(風露草)の名の由来は、出入り口が1箇所だけで周囲が木で囲まれている草刈場を「フウロ野」と呼び、フウロソウは草刈場に生える草という意味とのことだそうです。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ09.JPG

  • ☆アメリカフウロの花言葉は、「誰か私に気づいて下さい」だそうです。小さい花なので、意識しないと見すごして通り過ぎてしまうかもしれません。そんな思いで名づけられたのでしょうか。(2017年5月14日撮影)。
  • アメリカフウロ10.JPG





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    Last updated  2018.09.25 05:08:21
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