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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年7カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[6]】はケシ科キケマン属の植物です。第1回は、これまでに観察した6種類のケシ科キケマン属の植物と特徴です。
◎茎先に数個から多数の花の総状花序をつける。 ☆キケマン属は、茎先に総状花序をつけます。花の数は、数個のものから密に多数の花をつけるものもあります。多数の花をつけたエゾエンゴサクの総状花序です。 ◎花冠の先は唇形で上側の花弁は後方に袋状に伸びて距または胞を作る。 ☆キケマン属の花弁は4個で、外側の2個の花弁が上下に合わさって筒状になり、花冠の先は唇形、上側の花弁は後方に袋状に伸びて距または胞を作ります。花の中には、雄蕊が2本、雌蕊が1本あります。ジロボウエンゴサクの花です。 ◎内側の2枚の花弁は唇形状の開口部から合着した先端を覗かせる。 ☆内側の2個の花弁は、ほとんどが筒状の花弁のなかに隠れており、先端部分が合着し唇形状の開口部から合着した花弁の先端を覗かせます。正面から見たエゾキケマンの花です。 ◎萼片は非常に小さく、小花柄の付け根には苞葉がある。 ☆萼片は左右2枚で、非常に小さく、花と小花柄の接合部分についています。小花柄の付け根には、苞葉があります。ムラサキケマンの先端が細く裂けている白い萼片と苞葉です。 ☆静岡県・東伊豆で観察したキケマンの花です。 ☆東京都・高尾山で観察したミヤマキケマンの花です。 ☆北海道で観察したエゾキケマンの花です。 ☆東京都・昭和記念公園で観察したジロボウエンゴサクの花です。 ☆北海道で観察したエゾエンゴサクの花です。 ☆東京都・立川市で観察したムラサキケマンの花です。 ☆第2回から第7回まで、これまでに観察した6種類のケシ科キケマン属の植物を詳しく紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.01 05:02:14
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