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テーマ:楽天写真館(356038)
カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年7カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[6]】はケシ科キケマン属の植物です。第4回は、エゾキケマンです。
☆エゾキケマンは、北海道から本州北部の山地の日当たりの良い草地に生えるケシ科キケマン属の越年草です。草丈は、20~50センチです。茎は下部で枝分かれし、大きな株をつくります。 ☆エゾキケマンの葉は互生し、3~4回羽状に裂け、小葉はさらに羽状に細かく裂けます。 ☆エゾキケマンは、茎先の総状花序に黄色い花を密に多数つけます。キケマンの花は黄色で、上唇の先端に茶褐色の斑があります。 ☆エゾキケマンは、花弁は4個で、外側の2個の花弁が上下に合わさって筒状になり、花冠の先は唇形、上側の花弁は後方に袋状に伸びて距を作ります。内側の2個は、ほとんどが筒状の花弁のなかに隠れており、先端部分が合着し唇形状の開口部から合着した花弁の先端を覗かせます。 ☆エゾキケマンの花を正面から撮影した写真です。上と下に外側の花弁が見え、中央に見えるのは内側の2枚の花弁が合着した先端部分のようです。 ☆エゾキケマン(蝦夷黄華鬘)の名は、蝦夷(北海道)に咲く黄色い花の華鬘草に由来します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.04 05:07:22
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