|
テーマ:楽天写真館(356036)
カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年7カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[6]】はケシ科キケマン属の植物です。第5回は、ジロボウエンゴサクです。(2018年4月16日撮影)。
☆ジロボウエンゴサクは、本州(関東以西)から九州の山地の野原に生えるケシ科キケマン属の多年草です。草丈は、10~20センチです。地下に、球形の塊茎があるそうです。 ☆ジロボウエンゴサクの葉は、2~3回3出複葉で長い葉柄があり、小葉はふつう2~3つに深く裂けています。 ☆ジロボウエンゴサクは、10~20センチの花茎を伸ばし、紅紫色から青紫色、まれに白色の花を総状につけます。 ☆ジロボウエンゴサクは、ヤマエンゴサクに似ていますが、花は少し細く、花柄のつけねにある苞葉(ほうよう)にギザギザとした切れ込みがなく全縁なので見分けがつきます。 ☆ジロボウエンゴサクの花は、花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なります。外側の花弁のうち上の花弁は後ろが袋状になって突き出ています。筒の部分は、白色を帯びます。 ☆ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の名は、紀州地方(現在の伊勢地方)でスミレを「太郎坊」、ジロボウエンゴサクを「次郎坊」と呼び、子供たちが両者の花を絡らみ合わせて引っ張ってどちらかが先にちぎれるかを競ったことに由来するそうです。エンゴサク(延胡索)の名は、塊茎を乾燥したものを鎮痛作用がある「延胡索」という漢方薬として利用していることに由来するそうです。 ☆ジロボウエンゴサクの花言葉は、「私を思って」「約束」「幸運」だそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.05 05:18:10
コメント(0) | コメントを書く
[山野草] カテゴリの最新記事
|