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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年7カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[7]】はキク科アザミ属の植物です。第1回は、アザミの仲間とアザミに似ている植物です。写真は、キク科アザミ属のノハラアザミの花です。
◎キク科アザミ属の葉には、刺(トゲ)がある。 ☆キク科アザミ属の葉には、トゲがあります。「アザミ」の名は、トゲを意味する「アザ」に植物名に多い接尾語「ミ」が付いたという説、トゲが多いことから「驚き呆れる、傷む、傷ましい」の意味の「あざむ」に由来する説などがあるそうです。写真は、キク科アザミ属のトネアザミの葉です。 ☆漢字の「薊」は、「草冠+魚+刀」からなる字で「魚」はトゲトゲした骨があることを表し、トゲがあって刀のように刺す草を表しているそうです。写真は、キク科アザミ属のアメリカオニアザミの葉です。 ◎頭花は全て筒状花で、花冠は先端が細長く5つに分かれている。 ☆キク科アザミ属の頭花は全て筒状花で、花冠は先端が細長く5つに分かれています。写真は、キク科アザミ属のノアザミの花です。 ☆写真は、キク科アザミ属のノハラアザミの花です。 ◎雄性先熟で雄蕊が先に熟し、その後雌蕊が熟して柱頭が伸びてくる。 ☆雄性先熟は、自家受粉(自分の花の花粉で受粉すること)を避け、他家受粉(他の花の花粉を受け取って受粉すること)します。同じ種の中でも、多様な遺伝情報を受け取ることによって、個体の生命力を高めるための巧妙な仕組みです。雄性期のキク科アザミ属のトネアザミの花です。集約雄蕊の先端から花粉を出しています。 ☆雌性期になったキク科アザミ属のノハラアザミの花です。花粉は見えなくなり、集約雄蕊の中から雌蕊花柱が伸びてきています。 ◎アザミ全体の花言葉は、「独立」「厳格」「権威」「復讐」「報復」「満足」「安心」「人間嫌い」「触れないで」など。 ☆アザミの花言葉は、アザミの植物の特徴に由来するようです。写真は、キク科アザミ属のトネアザミです。 ◎アザミ属でないのに「アザミ」の名がついたキツネアザミ。 ☆キツネアザミは、キク科アザミ属ではなくキク科キツネアザミ属の越年草です。 ◎アザミ属でないが花の形がアザミに似ているタムラソウ。 ☆タムラソウは、キク科アザミ属ではなくキク科タムラソウ属の多年草です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.08 05:54:55
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