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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年7カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[7]】はキク科アザミ属の植物です。第2回は、ノアザミです。(2012年8月21日撮影)。
☆ノアザミは、本州・四国・九州の山野に生えるキク科アザミ属の多年草です。草丈は、50センチから1メートルです。アザミの仲間で春から初夏に花が咲くのは、ノアザミだけです。(2018年7月3日撮影)。 ☆ノアザミの茎には、毛が目立ちます。(2018年7月2日撮影)。 ☆ノアザミの茎葉の基部は茎を抱き、鋭い棘が目立ちます。(2018年7月2日撮影)。 ☆ノアザミの花期は、5~8月です。ノアザミの頭花は、枝先に上向きにつき、紅紫色で直径は4~5センチです。春に花が咲くアザミは、ふつうはこの種だけです。(2018年7月3日撮影)。 ☆ノアザミの総苞片は6~7列で、外片には先が短い刺針があります。(2018年5月22日撮影)。 ☆ノアザミの花は、舌状花はなく全て筒状花です。雄蕊の葯が5つ集まり筒状(集約雄蕊)になっており、集約雄蕊の中から雌蕊が伸びてきています。(2018年7月2日撮影)。 ☆筒状花をよく見ると、花冠が細長く5つに分かれているのがわかります。(2018年5月22日撮影)。 ☆ノアザミ(野薊)の名は、山野に咲くアザミです。アザミは、トゲを意味する「アザ」に植物名に多い接尾語「ミ」が付いたという説、トゲが多いことから「驚き呆れる、傷む、傷ましい」の意味の「あざむ」に由来する説などがあるそうです。漢字の「薊」は、「草冠+魚+刀」からなる字で「魚」はトゲトゲした骨があることを表し、トゲがあって刀のように刺す草を表しているそうです。(2016年5月31日撮影)。 ☆ノアザミの花言葉は、「独立」「素直になれない恋」だそうです。(2018年5月22日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.09 07:38:05
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