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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第14回は、セツブンソウの花です。(2016年2月9日撮影)。
☆セツブンソウは、本州の関東地方以西に分布するキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草です。落葉広葉樹林の林縁や林床に生え、石灰岩地を好むそうです。群生で開花します。(2013年2月20日撮影)。 ☆セツブンソウの根出葉は、五角状円形で長さ幅ともに1~5センチで、3つに深く分かれ、さらに羽状に分かれています。茎葉は2枚で、無柄で輪生し、深く羽状に切れ込み、裂片は不ぞろいの広線形です。(2016年2月9日撮影)。 ☆セツブンソウの花期は2~4月で、花茎は高さ5~15センチで、花柄は0.5~1センチ、花は茎先に単生します。早い年は、1月末に開花します。(2016年2月9日撮影)。 ☆セツブンソウの花は直径約2センチメートルの可憐な花で、白い花弁に見えるのは萼片で、白い萼片は5枚が基本ですが、多いものもあるようです。萼片の形は、先端が尖っているもの、円形に近いもの、長楕円形のものなど変異があります。この花は、長楕円形です。(2017年1月25日撮影)。 ☆この花は、萼片が円形です。白い萼片、先端が黄色い花弁、薄青紫色の葯がある雄蕊が多数見えます。葯は、白っぽくなり花粉を出し始めているものもあります。花の中央に紫色の雌蕊が見えます。雌蕊柱頭は2~5本ですが、この花では3本見えます。(2015年2月2日撮影)。 ☆この花は、萼片の先が尖っています。この花の萼片は、8枚です。(2016年2月9日撮影)。 ☆花弁を観察してみました。花弁の先はY字型に2つに分かれており、先端が黄色くなっています。花弁は筒状で蜜腺があり、筒のくぼみに密が入っています。(2013年2月20日撮影)。 ☆セツブンソウ(節分草)の名は、早春の節分の頃に花が咲くことから名付けられました。(2015年2月2日撮影)。 ☆セツブンソウの花言葉は、「気品」「ほほえみ」「光輝」「人間嫌い」「拒絶」だそうです。「気品」「ほほえみ」「光輝」は、まだ寒さが厳しい林の中で咲いている姿から名づけられたのでしょうか。「人間嫌い」「拒絶」は、人目を避けて林の中でひっそりと咲いている姿から名づけられたのでしょうか。(2013年2月20日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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