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テーマ:楽天写真館(356083)
カテゴリ:山野草
☆8月22日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(15回目)に行きました。その内容を紹介しています。ナガバノコウヤボウキの花です。(2019年8月22日撮影)。
☆ナガバノコウヤボウキは、宮城県以南の本州・四国・九州のやや乾燥した山地に生えるキク科コウヤボウキ属の落葉小低木です。高さは、60~100センチです。 ☆ナガバノコウヤボウキの1年枝の葉は互生で卵形から広卵形、花を付けません。いっぽう、2年目の枝の葉は、長楕円形から楕円形で輪生状に3~6個が束生します。葉柄は無いかまたは短い葉柄があり、基部から出た3つの葉脈がやや目立ちます。葉の両面は無毛かはまらに短毛が生え、表面はやや光沢があります。 ☆ナガバノコウヤボウキの花期は8~10月で、無柄の頭花が葉の束生した中央につき、上向きに開きます。 ☆総苞は筒形で、長さ11~12ミリ、幅3~4ミリです。総苞片は7列あり、覆瓦状に重なって並びます。頭花は筒状花だけが5~7個つきます。 ☆小花は両性の筒状花のみからなり、長さは15~18ミリになり、白色の花冠が5つに深く裂けており、裂片は線形でねじれます。 ☆白色の花冠の周りには、冠毛が見えます。 ☆筒状花からは雄蕊5個が合着した集約雄蕊が突き出し、その中から雌蕊1個が突き出ています。雌蕊柱頭は、2つに分かれています。 ☆ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)の名は、葉が長いコウヤボウキに由来します。コウヤボウキ(高野箒)の名は、高野山では弘法大師の命により竹や果樹などを植えることが禁じられていたので、竹箒が作れないので代わりにこの木の枝を束ねて箒を作ったことから名づけられました。 ☆ナガバノコウヤボウキの花言葉は、躊躇です。 ☆後日撮影した写真を追加で紹介します。ナガバノコウヤボウキの総苞は筒形で、長さ11~12ミリ、幅3~4ミリです。総苞片は7列あり、覆瓦状に重なって並びます。(2019年9月12日撮影)。 ☆ナガバノコウヤボウキの白色の花冠の周りには、冠毛が見えます。(2019年9月12日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.16 05:59:19
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