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テーマ:楽天写真館(356077)
カテゴリ:山野草
☆8月22日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(15回目)に行きました。その内容を紹介しています。ヌスビトハギの花と果実です。(2019年8月22日撮影)。
☆ヌスビトハギは、北海道から九州の山地や藪かげに生えるマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。花は、まばらな長い総状花序を作って咲きます。 ☆ヌスビトハギの葉は、3小葉からできています。頂小葉は大きめの卵形から長卵形で、側小葉はやや小さくなっています。 ☆ヌスビトハギの花期は7~9月で、淡紅色で細長い花序にまばらにつき、長さ3~4ミリ程度です。 ☆ヌスビトハギの花は、旗弁は円く直立し、竜骨弁は小さく淡色、翼弁は淡紅色で前に突き出しています。 ☆こちらの写真では、直立する旗弁、淡紅色の翼弁、小さな竜骨弁がよくわかります。(2016年8月1日撮影)。 ☆ヌスビトハギの果実は「ひっつき虫」で、果実の表面には先が鉤状に曲がった微細な毛が密にあり、衣服にひっつきます。また、果実の先端には曲がった刺があり、刺にも鉤状の微細な毛があるそうです。 ☆こちらの写真では、果実の表面に微細な毛が密にあるのがわかります。(2016年8月1日撮影)。 ☆ヌスビトハギ(盗人萩)の名は、実の形がつま先立って歩いた盗人の忍び足の足跡に似ていることから名付けられました。牧野富太郎博士によると、古来の泥棒は足音を立てないように、足裏の外側だけを地面に着けて歩いたとのことで、その時の足跡に似ているそうです。 ☆ヌスビトハギの花言葉は、「略奪愛」です。ヌスビトハギの名や「ひっつき虫」に由来するのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.17 05:38:59
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