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テーマ:楽天写真館(356041)
カテゴリ:山野草
☆8月22日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(15回目)に行きました。その内容を紹介しています。フジカンゾウの花と果実です。(2019年8月22日撮影)。
☆フジカンゾウは、本州・四国・九州の平地から低山地の林下に生えるマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。高さは、50~150センチになります。 ☆フジカンゾウの葉は、奇数羽状複葉で、5または7枚の小葉があります。同じヌスビトハギ属のヌスビトハギは、3小葉です。 ☆フジカンゾウの花期は8~9月で、茎先に総状花序をつけます。総状花序の長さは50センチにもなります。 ☆フジカンゾウの花は淡紅色で、長さは8~10ミリ、小花柄は長さ4~6ミリです。 ☆フジカンゾウの花は、豆科に共通の蝶形花で、旗弁1枚、翼弁2枚、竜骨弁2枚です。竜骨弁は翼弁より長く、突き出しています。雄蕊・雌蕊は、竜骨弁の中に隠れていますが、昆虫が訪れた花は蕊が剥き出したままになるそうです。 ☆フジカンゾウの果実は、8~10ミリの柄があり、大きさ3センチほどの2個の小節果です。 ☆ヌスビトハギの小節果は長さ5~7ミリの半月形ですが、フジカンゾウの小節果は長さ12~16ミリの半月形で2倍ほどの大きさです。 ☆フジカンゾウ(藤甘草)の名は、花がフジ(藤)に似ていて、葉がマメ科の著名な漢方薬のカンゾウ(甘草)に似ていることに由来します。 ☆フジカンゾウの花言葉は、「背伸びした恋」だそうです。高さが高く、しかも総状花序の長さが50センチにもなることから名づけられたのでしょうか。 【追記】9月初め、フジカンゾウの花を正面から撮影できました。旗弁1枚、翼弁2枚、竜骨弁2枚です。竜骨弁は翼弁より長く突き出しています。(2019年9月6日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.23 05:21:08
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