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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.09.26
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カテゴリ:山野草
☆8月22日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(15回目)に行きました。その内容を紹介しています。ミソハギの花です。(2019年8月22日撮影)。
  • ミソハギ01.jpg

  • ☆ミソハギは、北海道から九州の山野の湿地に生えるミソハギ科ミソハギ属の多年草です。茎は、高さ50センチ~1メートルになります。
  • ミソハギ02.jpg

  • ☆ミソハギの葉は対生し、広披針形でほとんど柄はなく、茎を抱きません。茎を半ば抱くエゾミソハギと異なっています。
  • ミソハギ03.jpg

  • ☆ミソハギの花期は7~8月で、穂状花序を頂生し、たくさんの花をつけます。
  • ミソハギ04.jpg

  • ☆ミソハギの花は、苞葉の腋に1~3個ずつつき、花柄はごく短くなっています。
  • ミソハギ05.jpg

  • ☆萼筒は長さ5~8ミリで12本の肋があり、萼歯は6個で3角形です。萼歯の間には、6個の針状の開出した付属体があります。萼片は花が終わると内側に折り畳まれ、萼筒の中で果実が成長します。
  • ミソハギ06.jpg

  • ☆ミソハギの花弁は6個、紅紫色で長さ6~7ミリ。雄蕊は12個あり、6個が長く、6個が短くなっています。
  • ミソハギ07.jpg

  • ☆雌蕊は1個で、花によって長短3形(長、中、短)があります。それに応じて雄蕊の長さも「中+短」、「長+短」、「長+中」の組み合わせになっています。他家受粉で、異なる花の間でのみ結実します。
  • ミソハギ08.jpg

  • ☆ミソハギ(禊萩)の名は、汚れ(けがれ)を払う為の水を注いで悪魔を払う禊(ミソギ)に使われ、祭事や盆飾りの供物を清める意味から禊萩(ミソギハギ)となり、それが転じてミソハギ(禊萩)になったとする説が有力です。また、田の畔や水路など溝に生えるためミゾハギ(溝萩)の名がつき、それが転じてミソハギ(禊萩)になったという説もあります。お盆の頃に咲くため盆花としてよく使われ、盆花(ボンバナ)、精霊花(ショウリョウバナ)とも呼ばれます。
  • ミソハギ09.jpg

  • ☆ミソハギの花言葉は、「悲哀」「慈悲」「純愛」「愛の悲しみ」「みそぎ(禊)」などです。亡き大切な人を弔う気持ちや、悲しみの想いを込めて、お盆にお墓や仏様に供える花であることに由来します。
  • ミソハギ10.jpg





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    Last updated  2019.09.26 05:11:04
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