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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.09.28
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カテゴリ:山野草
☆9月6日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(16回目)に行きました。その内容を紹介しています。イタドリの花(雄株・雄花)です。(2019年9月6日撮影)。
  • イタドリ01.jpg

  • ☆イタドリは、北海道から九州の山野のいたるところに生えるタデ科イタドリ属の多年草です。ソバカズラ属に含める説もあったそうですが、イタドリ属とされています。イタドリは雌雄異株で、これは雄株・雄花です。
  • イタドリ02.jpg

  • ☆イタドリの茎は斜上または直立し、上部は多くの枝に分かれ、高さは30~150センチになります。
  • イタドリ03.jpg

  • ☆イタドリの葉は互生し、長さ6~15センチの卵形から広卵形で先は尾状の鋭尖形、基部は切形になっています。
  • イタドリ04.jpg

  • ☆イタドリの花期は7~10月で、葉腋から枝をだし、その先に小さな花を多数つけます。花被片は白色から紅色です。
  • イタドリ05.jpg

  • ☆イタドリの雄花は、花被片が5つに分かれており雄蕊が8本あります。
  • イタドリ06.jpg

  • ☆この日は、雄株・雄花しか観察できませんでした。イタドリの雌花は、花被片が5つに分かれており、雌蕊の柱頭が3本に分かれており、雄蕊はごく小さいです。(2017年9月8日撮影)。
  • イタドリ07.jpg

  • ☆イタドリの雌花は、花の後に雌花の外側の花被片3枚が翼状に張り出してそう果を包み、長さ0.6~1センチの倒卵形になります。(2017年9月14日撮影)。
  • イタドリ08.jpg

  • ☆イタドリ(虎杖)の名は、怪我をしたところに若葉をもんですり込むと痛みが取れることから「痛み取り」で「痛取(イタドリ)」に転じたという説や、表皮から糸状のものをとることから「糸取(イトドリ)」が「イタドリ」に転じたという説などがあります。漢字の「虎杖(いたどり)」は漢名で、漢方の生薬名は虎杖根(こじょうこん)といいます。「杖」は茎で、「虎」は若い芽にある紅紫色の斑点が虎の斑模様に似ているところからきています。
  • イタドリ09.jpg

  • ☆イタドリの花言葉は、「回復」「見かけによらない」です。「回復」は生薬としての効能、「見かけによらない」は花後の果実が花のように見えるからでしょうか。
  • イタドリ10.jpg





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    Last updated  2019.09.28 05:05:14
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