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テーマ:楽天写真館(356044)
カテゴリ:山野草
☆11月5日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(20回目)に行きました。その内容を紹介しています。ハキダメギクの花です。(2019年11月5日撮影)。
☆ハキダメギクは、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、キク科コゴメギク属の1年草です。1920年代から1930年代に確認され始め、現在は全国に帰化植物として定着しています。 ☆茎はよく分岐して、高さ15~60センチになります。 ☆茎には白毛が密生します。葉は対生し、卵形から卵状被針形で、波状の浅い鋸歯があります。 ☆ハキダメギクの花期は6~11月で、上部の枝先に小さな頭花を1個ずつつけます。総苞片と花柄には、腺毛があります。 ☆ハキダメギクの花の大きさは5ミリメートル程度ですが、拡大してみると勲章を思わせるような形です。ハキダメギクの花は、先端が3つに分かれる5個の白色の舌状花、内側にたくさんの黄色い筒状花があります。 ☆ハキダメギクの筒状花を詳しく観察してみます。筒状花の花冠は、先端が5つに分かれています。開花して先端が5つに分かれている花冠の中から集約雄蕊が伸びているものや、周りの花を見ると先端が2つに分かれた雌蕊花柱が伸びてきているのも見えます。 ☆舌状花をよく見ると、先端が2つに分かれた雌蕊花柱が伸びています。キク科の舌状花には、雄蕊・雌蕊がある両性のもの、雌蕊のみがある雌性のもの、雄蕊・雌蕊がない無性のものがあります。ハキダメギクの舌状花は雌性で、雌蕊だけがあります。 ☆ハキダメギク(掃溜菊)の名は、日本で見つかった時、掃溜めに生えていたことから名づけられたそうです。 ☆ハキダメギクの花言葉は、「不屈の精神」「豊富」です。どんな由来があるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.06 05:59:37
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