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カテゴリ:フランソワーズサガン
最近の私は早くも読書の秋なのだ。
ある考えがあって、頭の中をシナリオモードから 小説モードに変えようとしているから… 今は昔読んだサガンを読み返している。 今日は短編集「赤いワインに涙が」の中から ●猫とカジノ ●ある決闘の結末 を読んだ。 感想 ●猫とカジノ 夫の浮気を偶然目撃してしまった女の1日を描いた小説。 淡々といしたストーリーと言えばそうだけど、 サガンらしい視点で私は好き。 まあサガンの小説は嫌いなものはないんだけど(笑) サガンの好きな所は、 この小説のヒロインのように、 美しいけど「地味」と言うか普通に生きてきた女に カジノという未開の地を組み合わせるような見せ場(魅せ場?) が上手い所。 多分友達になりたいタイプの女ではないけど、 こういう生き方もあるだろうなーという地味で淡々として でも深さもある話 ●ある決闘の結末 サガンを読みはじめた頃は単純に描写が 「かっこいい」と思っていたんだけど、 大人になって読み返すと、 サガンの小説は絶対コメディーだと思う。 すごく皮肉で深く…でも面白かった。 これも浮気現場の話だけど、 浮気を目撃された側の若い男が、 射撃の名手である恋人の夫に 決闘を申し込まれ、それを割ける為に翻弄されていく男の人生を書いた話。 これ映画にしたら面白そうだなー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月27日 20時48分03秒
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