涙なくしては読めない宮部ワールドの感動巨編!
讃岐国、丸海藩――。
この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。
以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。
そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。
無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。
中だるみもありましたが、加賀殿とほうとのかかわりあいが濃くなってきた
あたりからぐんぐん読み進められた、という感じです。
涙なくしては読めない?ん?そぉかな~?と思っていたら、最後の最後で
泣かされました。