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テーマ:美術館・博物館(1559)
カテゴリ:鑑賞 etc
今日から、北海道大学総合博物館ではじまった『ファーブルにまなぶ』展。 今年は「昆虫記」全巻刊行から100年の年。 これから9月中旬まで北大で展覧されて、全国へ巡回するそうです。 昆虫記を読んだことはないし、ファーブルに思い入れがあるわけではありませんが、昆虫は案外好きです。 キャンプなんか行くと、かならず捕まえて遊びます。 蝶は美しいし、なにより標本は家に飾りたいほど魅力です。 中身は案外と地味でありました。 ただファーブルの直筆で描かれた絵や文字があったり、標本があったり、しばし立ち止まりたくなる所が幾つかありました。 昆虫についてや自然についてを学ぶよりも、ファーブルという人について学びに行ったよう。 学んだというよりは感じたというべきかも。 興味のあることをずっと続けた、ともすれば遅咲きの人生は、自然と共に生きていて素直で羨ましいです。 ひとつのことを続けるって、すごい力。 子どもの付き添いで、昆虫が苦手な方には、フランス人ファーブルを知る機会として~というのはどうでしょうか。 もちろん虫好きの子どもなら、昆虫や蝶の標本に夢中になること請け合いです。 3階までつづく博物館は、常設展示を含むとかなりの見ごたえ。 学術標本は400万点、所蔵しているそうです。 築130年の、今は博物館となっている建物は、元理学部があったところ。 歴史を感じさせる建築物としての味わいはかなりなもので、そちらにも始終気をとられながら歩きました。 ドアノブも、電気のスイッチも、階段も、床の木材も、そしてにおいも。 どれもこれも明治のカオリ。 一歩外へ踏み出した、緑豊かな構内も合わせて、とても素敵なところ。 帰り道、かの有名なポプラ並木まで散歩しました。 わたしは子どもの頃から、ポプラが好きです。 凛とした立ち姿、絵になる樹。 観光客も多かったようで、いたるところでみなさんカメラを手にしています。 Boys be ambitious - 少年よ大志を抱け - クラーク像を見ながら、子どもたちに伝えた言葉。 大志を抱いて北大に入学してね~~ などと・・・胸の奥深くで不覚にも思うのは、単に北大が素敵な場所だったから。 学べるってすごいですね。 学べる頭脳、学ぶことを頑張る人たち、すごいって思いました。 be ambitious! まだ間に合う部分は、自分の中に、あとどのくらい残ってるんでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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