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カテゴリ:鑑賞 etc
いつか観たチェコの人形劇とのコラボがすてきだった沢則之さん演出のオペラ。 台本はジャン=カルロ・メノッティ、マタイによる副音書の第2章を基にしたクリスマス・オペラの定番。 母親と貧しく暮らす、足の不自由な羊飼いの少年アマールの家に、とつぜん3人の王様が現れます。親子は一夜の宿を差しだし、村人たちを呼び賑やかな宴を催すのでした。 翌朝、アマールの母親は王様たちの宝物をひとつだけ盗んでしまいます・・・・それは幼子イエスに捧げるための宝物。母親の罪を自らの杖を差しだして贖うアマールに、王様たちが赦しを与えると、ある奇跡が起こるのでした――。 3人の王様だけ、人形芝居となっています(役者に被せるタイプの大きな)。手作り感たっぷりで魅惑的なフォルム。 舞台の写真がないので、稽古風景をお借りしてみましたが。当日は、写真の竹の枠には白い布が張られ、アマールの家の質素な室内になったり、影絵が映し出されたり。沢さんらしい簡素で工夫の凝らされた舞台演出が楽しい。 音楽は舞台上の生演奏、人形たちの声は、生で男声歌手の皆さんが吹き替えています。歌声が素晴らしー。 オペラはずいぶん久しぶりに観ましたが、やはりあまり得手ではないかも。ふつうのお芝居のほうが好きです。観たかったのは、どちらかというと沢さん演出の人形劇でしたが、人形の出番は少なめでした。 終了後、やや日も暮れて、大通りのホワイトイルミネーションが点灯するのを、今か今かと待っていました。ミュンヘン市などブラブラしながら。 寒くて空気の澄んだ日。雪がパラつくなか、ひさしぶりにまじまじと灯を眺める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.24 21:20:35
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