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テーマ:美術館・博物館(1559)
カテゴリ:鑑賞 etc
こんにちは。最近はあまりPCに向かわずに、等身大の生活をコツコツと送っています。 就職活動は相変わらず続けていますが、もう12月。 年が明けてからでもいいかな~というくらい、のんびり構えているしかなさそうです。 お世話になっている皆さまのところへも行けていません。ごめんなさい。 今年の始めの抱負は本をいっぱい読むことでした。 でも、ちっともダメだった。 今の私は、ムリしないことをモットーに、ちょっと不安定でいる時期を過ごしています。 観たいときに観て、読んで、出歩いています。 先週末、初めて北海道立三岸好太郎美術館へ出かけてみました。 道立近代美術館のすぐそばにあります。 画家・三岸好太郎はどのくらい有名なのでしょう。わからないけれど、地元である札幌は、中学校の教科書に載っているそうで、街角で美術館の名を目にする機会も多く、知名度は高いように思います。 今回初めて、ガイドの方の解説つきで館内を観て歩きました。 こじんまりとした、二階建ての真っ白な建物。人はまばらで、小さな美術館ならではの、ゆったりとしたひと時でした。 三岸氏が設計したという、当時としてはものすごくモダンなこの建物は、美術館では珍しい大きな窓があります。 「オーケストラ」(1933) 「道化役者」(1932) 人気があるという「オーケストラ」は、引っかいて描く技法。線の一本いっぽんはごく単純なのですが、素晴らしい絵だと思いました。 その年に発足したHNK交響楽団の演奏を聴いて、構成を練りに練って描かれたそうです。 時期によって、作風も、モチーフも大きく違います。 故郷の風景画、花、蝶、貝殻、なかでも道化師は、惹かれたモチーフでした。一番の大作「道化役者」も晩年の作品のひとつです。 晩年とはいっても、31歳という若さでの急逝。 芸術家は、ときに短命ですね。 同じく画家だった節子夫人は、フランスで活躍して長生きされました。 「のんびり貝」 画家としても成功していて、この「のんびり貝」が高値で売れた1934年、貝殻旅行と称して夫婦で出かけた旅先の名古屋で倒れ、この世を去ったのだそうです。 力強い風景画から、様々に変わっていく作風を楽しみましたが、どちらかといえば、暗い配色の数々の道化師の絵が好きになりました。 道化師にはいつも惹かれる。 三岸好太郎も、自分の存在と重ね合わせて、描いたものだったそうです。 それから「のんびり貝」。影の形がなんともいえず、いいですね~ 休日には時々、ロビーコンサートがあるそうです。今月も15日に予定しているとのこと、都合があえばもう一度出かけてみます♪ 裏庭は12月1日から冬篭りで、歩けませんでしたが、とても広々とした敷地が広がっていました。 こちらもまた、雪が解けたら、出直して見たいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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