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カテゴリ:鑑賞 etc
ただいま、花の5連休中。どこかへぶらり出かけたいと、ぼんやり考えていたけれど、博物館の『アンモナイト銅版画展』は本日閉館日だった、残念。 劇場に『ハート・ロッカー』を観に行こうかと思うも、家人が「一緒に行こう」とめずらしく誘うので、先にのばし。それならば、思い切って小樽まで出てみようと決めた。 はじめて、JRに乗って小樽へと向かう。快速なら40分ほどしかかからない、海沿いの長閑な車窓。 市立小樽美術館は、文学館とおなじ建物内にある、小さな美術館。前回は入館せずに帰ったので、ちょっと心残りだった場所。 いまの特別展は「小樽・水彩画の潮流」。 知らない画家ばかりだからと、ざっと見て歩いた。 水彩画を観るのは久しぶり。そうとは思えないほど力強い作品があったりした。 画像がないので伝わりにくいけれど、気に入ったのは高橋好子の絵。それからテンペラ画家の平沢貞通。 平沢貞通「黒奴と黒猫」1915年 「カムイコタン夏日」中村善策 1973年 平沢貞道は、帝銀事件の犯人として警視庁に逮捕され、1955年死刑囚になった。執行はされずに95歳まで生きた、波乱万丈な人生を送ったひと。 黒猫と男の目が、白で異様に強調されているので目をひく。風景画が多いからなおさらかな。 フロアが離れて、一階には常設の中村善策記念ホールがあった。 日本を代表する風景画家だそうだが、好みの作風ではなくてざっと見て、会場をあとにした。 そしてこちらのが、きっと楽しみだった、久々の文学館。 やっぱりいいよーこの雰囲気。居ついてしまいたい。せっせと頑張るから、ここで働かせてほしい、、(笑) まあるく見学して歩いてから、カフェエリアの珈琲をいただいた。 今日はカウンターに館の方がいる。目配せをして、心ばかりの100円玉をチャリン。 心づけを貯金箱に入れるのがここのルール。 それから、古本コーナーを眺める。 「ご自由にお持ちください」を鵜呑みにして、以前はお金も払わず貰ってきてしまったのっだったが、じつはここでもお心づけ入れがちゃんとあるのだった。 受け付けのカウンターの上、駄菓子が入っていたらしいBOXに、また100円玉をチャリン。 後ろ髪を引かれる思いで文学館をあとにした。 今回、いただいて来たのは、うえの二冊。ずっと気になっていた二人の作家の、古い本。 どちらも中身はわからぬまま、勘で選んだのだけれど、帰宅して調べてみると、じつにナイスチョイスでうれしい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.13 08:29:29
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