よしが浦温泉 らんぷの宿(石川県)
第33回 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」 選考審査委員特別推薦旅館 (小規模和風の宿)に選ばれた「よしが浦温泉 ランプの宿」に行ってきた。よくテレビで宣伝されていたのとちょっと僻地にあるらしく雰囲気も良いので一度は行ってみたかった。一日1、2本のバスを待つ間にバス停横の灰皿を見ると横に灰皿の里親とやらの名前が書かれていた。「里親?」。灰皿の里親ってなんだろう。灰の掃除をする事かな?ようやく来たバスに乗っていったのだが乗車客は少なく殆ど貸切状態だった。バスの運ちゃんがいい人でもとは観光バスの経験があるらしく、この辺一体の案内をしながら連れて行ってくれた。見所は少ないがとてもよいところだと地元の自慢を披露し、明日の観光もアドバイスしてくれた。話も上手だったせいか楽しいひと時の間にバス停へ到着。迎えの連絡をお願いしていなかったのでバス停から徒歩になってしまった。約半分くらい歩いたところでワゴン車が止まっていた。連絡をしていなかったがパスの時間が決まっているので迎えに来てくれたらしい。しかしバスが来ないので戻ってみたらしい。(運ちゃんと話が弾んでバスの到着予定から少し遅れてしまったようだ)そこから乗せてもらい宿まで。(でも直ぐそこだった)上から眺めると海の直ぐ横。上から車で降りる時、狭い道がジグザグになっていてスイッチバックのように降りていったが、これは運転しろと言われたら恐いかも。(冬は凍ると送り迎えは厳しいらしい)到着し部屋へ通されたが建物がとても趣のある建物で廊下にはランプが並んでいた。着いてまずはお風呂へ直行。風呂は露天と内風呂があり、男女分かれていて交換は無い。(男性側の方が広々と景観がよく見える為に、逆に女性が入る時に周囲からの目が気になるからだそうだ。そらそうだね。)露天からは波のしぶきまで良く見え、露天から夕日が見える。夜はライトアップされ雰囲気を出している。波の音が大きく風が強かったので少し恐いくらいの音だった。(海の近くで育っていないから夜の波音が慣れていないせいかも)食事は座敷で宿泊の半分くらいの人達と一緒に並んで食べた。席数からして2、3の部屋に分かれているようだ。ランプが灯して有り雰囲気づくりに一役かっている。しかし居合わせた客が悪かった。品の無い親父団体と一緒になり「ねぇちゃん、あれは無いのか、これは無いのか」「蝋臭いなぁ。なんだランプか。わっはっはっぁ~。」と大声の会話がよく聞こえる。食事中ずっとゲンナリ。早く食べ始めたので食事を始めて半分くらいから席に着きはじめた社内旅行気分の親父軍団の為に最後までゲンナリ。折角の旅館100選に泊まる旅行が会社の慰安旅行になってしまった。食後には海を見ながら部屋の温泉に入りゆったり。露天のついている部屋、プールのついている部屋と色々あるらしい。宿泊した部屋はロフトのついている露天付きの部屋でゆったりと楽しんだ。翌朝は夜と同じ部屋で食事との事だったので親父軍団の寝ている時間に朝食を済ませ丁度食べ終わった頃に入って来たので朝食は静かに満喫できた。帰る時に聞いた話だと、旅館の中は携帯の電波が届かないが道をあがった駐車場辺りやバス停では電波がとどくらしい。たまには携帯にも休日という事かな。■泉質 ナトリウム-塩化物泉■効能 神経痛、婦人病など■種類 露天風呂、内湯、プール、部屋付き露天、貸切露天ランプの宿HP