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カテゴリ:歴史の勉強
以前に、現在に至るまで絶対的な権威を持つ天皇のルーツについて調べてみたいと書きましたが、
井沢元彦氏の「日本史入門」講座の万世一系/日本建国の謎の巻でかなりわかりました。 この本にはイザナギノミコト、イザナミノミコト-アマテラスオオミカミから始まる 天皇家の系図も記載されておりわかりやすいです。 初代の神武天皇の前にどんだけ居るのかもよくわかります。 日本書紀をベースに解説していますが 10代天皇 崇神天皇までが神話を含めたほぼ作り事で、 崇神以降が徐々に実態を伴った記述になっているとのこと。 神話や作り事でも、その背景になるものが必ずあり、 それは真実かもしれないとも書いています。 例えば、卑弥呼の亡くなり方は天岩戸伝説に近いので アマテラスオオミカミは卑弥呼がモデルという説もありうるということです。 そして15代応神天皇の墓が容積では世界一で朝鮮にも これほどのものがないことから察すると、応神天皇が 天下普請(統一国家でないとできないほどの大事業)が できるほどの権力をもった天皇だということがわかります。 そして神という字が入っている天皇が3人いる中の3人目で 応神天皇が大きな権威を持った天皇という意味での初代では ないかと言われています。 ちなみに応神天皇の前で、血統が変わっているともいわれています。 その後の仁徳天皇から雄略天皇までが教科書で大和の五王と言われる天皇です。 その後の26代継体天皇のあたりから聖徳太子や大化の改新など 確実な記録の残る歴史に入っていきます。 実は継体天皇のところでも血統が変わったのではないかとも言われています。 こう考えると現在にいたるまで長きにわたり不動の権威を保つ天皇という存在の 起源は大和統一に貢献したと思われる応神天皇ということになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.02.01 22:30:57
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