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カテゴリ:歴史の勉強
本日は、伊藤 隆 の 「昭和史をさぐる」を読みました。
井沢元彦が常々批判する、いわゆる偉大な歴史学者です。 しかも東大文学部卒の史料主義の歴史学者ですから筋金入りです。 ただ昭和史専門ですから史料に基づいて研究するのは、 井沢元彦が言うほど悪いことでないと思います。 ざっと読んだ感じでは、さすが百田氏や竹田氏や清水氏のような 偏りはなく、すんなりと読めます。 日米開戦前、暗号がアメリカに解読されていたことは事実としていますが、 ルーズベルトがわざと日本に真珠湾を攻撃させたかは疑念の域にとどめています。 全体として皆が食いつきそうなエピソードは疑念にとどめています。 そこが史料主義なのでしょう。 全体の流れは以下のようです。 米英ソへの対抗(ドイツの思惑もあり)⇒ 日独伊三国同盟 日独伊三国同盟 ⇒ 日米関係悪化 日米交渉 ⇒ 民間の井川が進めた日米諒解案に松岡が不服で停滞。そんな時に独ソ開戦 独ソ開戦 ⇒ 北進か南進かが議論され南進決定&実施 日米交渉中の暴挙に米が経済制裁 米による経済制裁 ⇒ 日米トップ会談模索も米国務省の抵抗で進まず。 開戦リミット設定 ⇒ 受け入れがたいハルノートで万事休す。 人気サイトランキングへ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.11.07 22:04:20
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