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カテゴリ:歴史の勉強
日本史を本格的にならったのは高校時代かと記憶しますが、暗記用語として「大政奉還」と「王政復古の大号令」を覚えましたが、年齢70代になる今日の今日まで、2つの明確な違いについて気にはなっていましたが棚上げにしていました。
何が気になるかと言うと、「大政奉還」は朝廷に政権を返すわけだから、わざわざ「王政復古の大号令」を行わなくても朝廷政権は成り立っているのではないか?というものです。 ここで50余年ぶりに、この疑問を追求しました。 整理すると以下になります。 1.この2つは同じようなことだが、立場の違う徳川慶喜と岩倉薩長連合が出しています。 それと、大政奉還は政権を放棄しただけで次の政権は決めていない。 これに対し、王政復古の大号令は天皇を中心にした(徳川慶喜排除で、薩長主体の)新政府 の設立を宣言している。 2.慶喜の意図は大政奉還しても朝廷はすぐに政治ができないので自分が議長になった議会制で 新政府(老中を廃した雄藩連合の政府)を作ろうとしていた。倒幕の動きに先手を打って、 倒幕の名分をなくしてしまう意図もあった。 3.岩倉薩長連合はあくまで徳川慶喜を排除した新政府を樹立しようとした。 こういうことになります。 簡単に語れない内容ですが、高校の時のレベルよりは上がっただろう。 二条城を極める [ 加藤理文 ] にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.13 13:40:15
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