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2024.07.07
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カテゴリ:歴史の勉強
私は「天皇はなぜ崇められ2000年に渡り滅ぼされないか」について個人的に研究を続けてきたと言ってきました。

このテーマは2つに分かれ、一つはそもそも天皇の祖先はなぜ崇められたか、もう一つはなぜ2000年も崇められ続けたかで、今までよく出てきた「権威と権力の役割分担」は後者の回答である。

私は、そもそも天皇の祖先はなぜ崇められたかを知りたいのだが、なかなかその回答がない。

ところがこのほど、この質問に近いことを言っている本があった。

加治将一著「舞い降り天皇(上)」だ。
この著者は「明治天皇はすり替えられた」という説を唱えており、当然現在の天皇の正統性を守る勢力から危険視されているそうだ。

私は、以前から仮説として天皇の祖先が崇められたのは、呪術が使えるからだと唱えてきた。
科学的な裏付けに関係なく、自然を操る能力があると「信じいられていた。」のだ。

つまりこの人をおろそかにしたり、ましてや滅ぼすと祟りがあると思われていたのである。
祟りとは、天災、疫病など最悪の不幸が来るということだ。
だから、強力な軍事力を誇る豪族や武家も滅ぼすことはできず、上に祀るしかなかった。
そして天武天皇が編纂させた「記紀」で天皇の神聖さを国民に浸透させたので、今に至った。

これらが私の説である。

そして加治将一著「舞い降り天皇(上)」に以下の文面がある。
「なぜ天皇は抹殺されなかったのか?時の権力者なら首をはねることなどたやすいはずだ、と思うのだがそうはせず、政権はおおむね天皇と共同で維持している。ーーーつまりヒントは政権の合作だ。すなわち天皇は武力以外のものを持っていたことになる。それは何か?どう頑張っても武人がたじろぐものである。そう呪術だ。それしかない。ーーー」

私が考えていることと、同じことを考える人がいたと感じた。


舞い降りた天皇(上) 初代天皇「X」は、どこから来たのか [ 加治将一 ]







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最終更新日  2024.07.07 09:30:23
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