吉田拓郎とボサノバ
吉田拓郎は、僕が19歳の頃に『イメージの歌』で出会った感じ。それからまもなく『青春の歌』というアルバムを出した。学生時代を通じ流行っていたし、僕もミ-ハーで結構マネをした。千本北大路付近で下宿していた時に、吉田拓郎と同じ広島皆実高校の出身者がいて、彼から母校へ凱旋ライブをしたテープを入手した。これは、うれしかった。レコードと同じ曲がいっぱい入っていて別バージョンやからね で、少し話の方向を変えて、同じ大学に弟が入ってきて、彼がギターを始めた。二人で一緒に澤田駿吾のジャズギター教室の通信教育を始めた。結局、その効果があったのは弟の方でしょう。今もジャズマンなんやからね^^この澤田駿吾氏の通信教育のエレックで、そこがレコードで吉田拓郎を採用したわけです。よって、アルバムの一作目の『青春の歌』の編曲は、全てかどうか分からないが、澤田駿吾がやっていたと思う。このアルバムは、当時大流行のフォークソングとは少し違う、いろんな種類のアラカルトという思いがした。・・・ブルースあり、ロックあり、フォークあり、ボサノバあり・・・ それ以後の彼のLPは、音が変わって行ったが、一作目は自身の好きな音や構成では無かったんやないかと思う。 そう着目を受けなかったボサノバ風を一曲。『灰色の世界』です。澤田駿吾がボサノバのカルテットをやってたから、この曲は彼の編曲でしょうね。 ↓このアルバムの一曲です。同じアルバムで『雪』がある。後にネコというグループでヒットする。↓拓郎本人のが無かったネコの雪