オイラとカミさんのはなし
オイラとカミさんはいつも仲がいいのです。カミさんはいつも優しく微笑んでいます。仲の悪いことはぜってぇーありえません。そこまでいう仲のいいわけを気になりますか?仲のいい理由はうちのカミさんにあります。うちのカミさんとてもすごい人です。どんな風にすごい人かといいますと、たとえば、オイラが山登りをしてみたかったときの話をしましょう。ここいらに山登りのできる山らしい山はありませんでした。どうしても山登りがしたかったオイラはある日の晩、晩酌をしながらカミさんに「一度山登りってぇやつをしてみてえもんだなあ」とこぼしました。するとカミさんは、「あんたぁ、どんな山に登ってみてえんだ?」といいました。オイラは、豊かな木々に囲まれて、優しい鳥の鳴き声が聞こえ、林を抜けると綺麗な沢に辿りつく、毎晩夢でみていた山登りの風景をこと細かにカミさんに語りはじめました。酒の勢いもあってオイラの夢の話は延々と続きました。でもカミさんは嫌な顔一つせず、語っても語っても止まらぬオイラの夢の話をジーっと目を瞑って聞いてくれました。「そんなぁ夢ば叶ったらええなあ、いんやきっと叶うべさ」といってくれたのを微かに覚えておりますが、楽しい夢の話をして気持ちよく酔ったオイラは、夜明けごろにはそのまま眠ってしまいました。明くる日の朝、オイラが目を覚まして外に出てみると、なんと昨日まで何もなかった西の空に山があるのです。それも昨晩オイラがカミさんに話していたオイラの夢に描いていたとおりの山ができているのです。驚いて、オイラはカミさんを呼びました。ところがカミさんは、あまりも驚きもしませんで、「よかったぁねえ」と一言いっただけでした。カミさんもきっと驚くと思っていたオイラが逆にそれに驚かされ、なんでそんなに驚かないのか理由を尋ねてみると、なんとカミさんがその山をつくったというのです。なんでも目を瞑って想像したものを、この世に創造できるという話なのです。それでは試しに、東の地には海をつくってくれと頼んでみると、カミさんは「あんたぁ、そんなぁ海を作ってぇといってもよぉ、簡単に作れるもんでもねえべさ」と言われてしまいました。「んじゃどうせばええのさぁ?」とオイラが聞くと、カミさんは昨晩のようにこと細かに海のようすを話してくれないことには、カミさんがイメージできないので作れないというのです。その晩、オイラは前の日の晩と同じように酒を片手にカミさんに、オイラが魚釣りに出かけたい海の話を語りました。カミさんはまた目を瞑って相槌をうちながら聞いていました。次の日の朝、オイラが目を覚まして、東の地を眺めてみると、なんと、昨日まで陸続きだった所に、視界の果てまで続く大きな海ができているのです。このときから、オイラはカミさんのことを尊敬するようになりました。今までは尊敬のきもちがなかったかというわけではありませんが、お隣のご近所さんが、オイラのことを「ここんとこ、お前さんはカミさんの尻にひかれるようなったなあ」というほど、今まで以上に尊敬するようになりました。オイラはカミさんのことをぜってぇー信じてます。もしカミさんがオイラのことを「あんたはもういらねえ」と思ったら、オイラはこの世にいるところがなくなってしまいます。。オイラはカミさんにとってぜってぇー必要な人間です。オイラはカミさんのことをずーっと大切にします。ともかく、オイラはいつも優しく微笑んで夢の話を毎晩聞いてくれるそんなカミさんといつまでも一緒にいたいと思っておるのです。だからオイラとカミさんはいつも仲がいいのです。カミさんはいつも優しく微笑んでいます。幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸★人気blogランキングに参加しています。 あなたのクリック1つが誰かを幸せにすることができます! 皆さまからのたくさんのクリックの積み重ねによって集められた 成果はすべてこちらに反映されています。★楽天ブログランキングに参加しています。 あなたのクリック1つが誰かを幸せにすることができます! この幸せは毎日ゼロからのスタートです。★ついてる!さんのテーマ「幸せになるスイッチ」を応援しています。 よろしかったら、このテーマに毎日、あなたの幸せのスイッチを書き綴って 幸せを広げてください!★テーマ「教育について」も更新中! よろしかったら、あなたの教育について思っていることを書き綴ってみてください!★お生活のショッピングならコチラ!!幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸幸