ミシンで着物づくり
最近ミシン縫いの単衣着てはぷらぷらしてます☆ 昨日UPした足袋はこの着物とおそろで作ったものでした♪友人が夏着物でそろえていてすごく素敵だったので、自分でもやってみたかったんですー(笑ぶらは去年ガラス工房初月さんで買ったペンダント。 中のきのこが超リアルで一目ぼれv今は 『ミシンで着物』 が話題ですが、わたしは 『きものであそぼ Vol.3』 に載っている作り方をベースに、手持ち和裁本を併用して作りました。材料や変更点など忘れない内にメモしておきます。◆布あっと クラフトさんで購入した千鳥柄布を使用しました。この布は特価品(m312円!)なのにものすごーく質がよくって大当たり!きっとこの布だったから早くてキレイに仕上がったと思いますv糸は100均のでっかいミシン用糸の白。布端をぐるっとかがるので安いのでいいかーと手持ちのものを使いました。布との相性もよく強度は充分。◆型紙本に沿って型紙をIliustratorで作成&出力。型紙の図がとても分かりやく、自分サイズに直しやすかったです。縫いやすいよう上下パーツに別れてますが分けずに作成。◆布断ち布断ち用に新兵器(?)、ロータリーカッター導入!これもあっと クラフトさんで布と一緒に購入しました。はじめはコツがつかめず手間取りましたが、慣れたらハサミよりだんぜん早いです。前後見頃の脇など4枚重ねて切断。ちょっと力いるけどズレもなくキレイに切れて大助かり♪後ろ見頃は断ち切らず、背縫いを10mm幅の輪にして縫いました。これは長じゅばん作ったときに 『新きもの作り方全書』 で覚えた縫い方。『ミシンで着物』や、市販の洋服地でつくるゆかた型紙などでもこの方法ですね。◆縫い方・袖袖の縫い方は 『はじめての和裁』 にのってる元禄袖。これなら端ミシンしなくてもほつれナシできれいな仕上がりです。つねづね角を丸くする意味がわからなかったので(擦れ防止とかなのかな?)ためしに直角に縫ってみました。作るのすっごくラク~!前回のウール単衣も袖をミシンで作ったけど、きれいに丸みが縫えなくて結局手縫いにしたっけ(汗きもの出来上がってから数回着てますが、いまのところ不都合はありません。◆縫い方・掛け襟掛け襟は代えることもないだろうと思い、先に襟の中央に重ねて両端のみミシン縫いした後襟と一緒に本体にミシンで縫い付けました。邪道だけどこうすればくける必要がなく、一行程はぶけます(笑)この縫い方も 『新きもの作り方全書』 のじゅばん作成より。◆縫い方・襟襟を付ける際の待ち針の打ち方は 『はじめての和裁』 を参考にしました。長襦袢2枚、ウール単についで4枚目ともなるとさすがに慣れるのか、うまくいかなかった肩あたりのつれが解消! 襟ぐりのカーブに切り込みをいれたおかげかも。襟は半分に折り返した後まつるとありますが、実際まつるとつれて表にひびいて気になります。広襟だって数個のスナップボタンでとまってるだけだし…と思い、ところどころとっちゃいました。布質にもよるでしょうが、ほつれもなく、特に問題なし。折ってアイロンで押さえただけの端がひらいてくることもありません。衿裏には接着芯をはっていますが、薄手のものを使ったせいでくたっとなってしまいました。そこでゆかたに入れる要領でプラスチックの衿芯をなかに仕込み、しゃきっとした襟に。本当は三つ衿芯をいれるのがいちばんなんだろーなー。 一見ふつうの衿ですが……実は縫ってません………簡単にまとめるつもりが、結構長くなっちゃいました(汗)結論として私は和裁で縫ったものより、型紙&ミシン縫いの方がだんぜん早くかつキレイに仕上がりました。布断ちからアイロンまで、全行程で15時間ほどで出来上がり。布質のよさ・新兵器・だいっ嫌いな印つけをしなくていい分時間短縮&精神的負担が激減!(ウール単は印つけだけで10時間かかった…)縫い込みない分軽く仕上がって、木綿のネックだった重さも軽減しました。ちなみに縫い込み分カットしたハギレは100gほど。 きもの総重量は700g。100gマイナスは意外にデカイ! これなら多少厚めの布で作っても重くて肩がこる、着づらいなどということはなさそう。以前、すこし厚手の綿洋服地で仕立ててもらった単は1kg。これが歳とるごとに重く感じ、結局着なくなってしまったという悲しい思い出があるので、重さはかなり重要です。気楽に着ようと思えるものでなくちゃ、自分でつくる意味がないですから♪次は長襦袢の型紙を作成して、この縫い方で作ってみたいと思います!