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本と着物と時々ごはん

[読書雑記] カテゴリの記事

全44件 (44件中 1-44件目)

GANTZ 第26巻　figma付特装版

うちのレイカです♪　すごい、どシロウトなポージングでもさまになる。後姿も完璧！正直、予約したの半年前だったんでテンション落ち気味。フィギュアも本の値段引いたら４千円ちょっとのもんだしなぁ～とあんま期待しないで箱あけたら……ええっ、ナニコレ！？　こんなとこもパーツ変えられんの！？　あんなとこも動いちゃうの！？ってか完成度高すぎ！！！もー素晴らしい出来に興奮しまくってます！♪いまどきのフィギュアってみんなこう？唯一持ってるのが7～8年前のちせなんで、判断がつかない。。。でもこれはこれで、スカートん中しろパンツはいてたりして凝ってんですよｖ（爆いや～、給料日前だってのに4980円払った甲斐がありました！本は特装版仕様でレイカが表紙の赤いカバー。うーん、これはどうだろ。通常版でもよかったなー。あ、そーいやブログ更新すんの３ヶ月ぶりですね（苦笑なんとか元気に生きてます♪

2009.06.24

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『夢中ノ人』　田中鈴木

大好きな田中鈴木さんの新刊　『夢中ノ人』　ゲット♪作中にでてくる某ショップのプリンと共に。（友人の差し入れｖ）ところでいきつけの本屋さんはボーイズラブ系を「耽美」としてあつかっています。そこの新刊コーナーを探すも、この本がない。なぜだ!?　『メンクイ！』の新装版は３冊もあるのに～。未練がましく他の新刊コーナーあさってたら、発見しました！「少女漫画新刊」コーナーで……。そうか、もうボーイズですらないのか……。それでもやっぱり面白いです。独特な重い話もすきだけどこれくらい軽くて明るいのもいいなぁ。続きが気になる～。7月に出た『アイツの大本命』もかわいくてよかったｖ年に２冊も新刊が読めるなんてしあわせー！

2008.12.11

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一週間で20冊オーバー。

怒濤の繁忙期もようやく終わり、一息ついてます～。今年は午前様現場多くてキツかった…。朝5時帰宅、1時間仮眠して8時には出社とか（苦笑ストレス発散にはやっぱ本類買いまくり読みまくり！　手当たり次第漁ってたら一週間で20冊オーバー。なんてしあわせｖ　…って喜んでばかりもいられません…ドコに収納しよ…。●ムック・資料本手ほどき七緒　永久保存版上手に縫える　着物の仕立て方あまり毛糸で編む小物　Ｐａｒｔ3日本原色図鑑／屏風絵（ある女性像の異常に可愛い着物柄に一目惚れ。復刻希望～）ヤミーさんの３ステップクッキング●ＳＦ文庫アグレッサー・シックス／ウィル・マッカーシィ（スペースオペラは好みじゃないけどなんとなく…）無限の境界／ロイス・マクマスター・ビジョルド（Ｗクラウンのあおりにつられたら…シリーズ物の３作目だった！…ひどい）銀色の恋人／タニス・リー（めずらしく（？）ファンタジーじゃなくＳＦものらしい）悪魔のハンマー　上下巻／ラリィ・ニーヴン＆ジェリィ・パーネル火星転移　上下巻／グレッグ・ベア（女王天使より面白く読めた）太陽の王と月の妖獣　上下巻／ヴォンダ・Ｎ・マッキンタイア（面白かった！　Ｗクラウン受賞の『夢の蛇』よりずーっと好き！）フリーゾーン大混戦／チャールズ・プラット（ギャグ系も好みじゃないけど…）神の鉄槌／アーサー・Ｃ・クラーク宇宙消失／グレッグ・イーガン（すっごくおもしろかった！）●その他漫画・小説ウルトラジャンプ12月号（コズさんやーい）ガンツ24巻／奥浩哉（26巻レイカのフィギュア付で限定予約かぁ～。どっちかっつーとタエちゃんの方がカワイイとおもうけど…5千円…でもやっぱ買うんだろうな…）田亀源五郎氏の漫画（…タイトル忘れた。パンチ効いたモン見たくて通販で購入。まだ届いてないけど楽しみ！）不夜城エンドレスラヴ／金丸マキ（かなり馬鹿馬鹿しくて笑えるＢＬ）●いただきもの東京ラブアタック中国ラブアタックモンゴルラブアタック／ぷにこ（このマンガ大好き～！　ありがと友人！　ちなみに中ラブのＣＤもオクっちゃった）「宇宙消失」、「火星転移」、「太陽の王と月の妖獣」を読み終え、（火星～は22世紀時代の物語。間髪射れず読んだ太陽～は16世紀ベルサイユ宮殿が舞台。我ながらひどい選択で少し意識が飛んだ）現在「悪魔のハンマー」で苦戦中。古臭い文章だなぁ～（失礼）と思ったら約30年前に出版された作品だった。どおりで呑み込みにくいわけだ…でもスジはおもしろいから読もう。結末が気になる。

2008.11.25

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漫画の整理

着物関係ふえて部屋が飽和状態！思いきって、押入れ占領してた漫画本を処分（ブックオフへ）しました。さいきんのブログ、本ネタ多かったのは途中で脱線（読んでた）した結果です（笑「昂」　は連載再開したけどもういいや。（映画前だからちょっとは査定つくかな）「あずみ」　も話すすまなくて飽きた～。「すごいよ！マサルさん！」　の1巻、なんでダブってんのー。「源氏」　ってもう20年位前の作品なんだなぁ。結局完結したっけ？　「殺し屋イチ」　「め組の大吾」　「NARUTO」　「サイコ」　もさようなら。こんな具合にどんどんつめていったら段ボール8箱に（苦笑クロネコさん、ご苦労様です！　２千円こえればうれしいな。ちなみに残した漫画、青少年系だと「愛がゆく」　「俺はジュウベイ！」　「健児」　「ジーザス！」　「ヒート」　「トラキーヨ」「鉄コン筋クリート」　「最終兵器彼女」　「からくりサーカス」　他、なぜか小学館系ばかり。こうしてみると、小難しくない戦う話が好きらしい。（そーいや今は「無限の住人」　「ガンツ」　「バイオメガ」　買ってるし…）そして比較的短くて（からくりは42巻あるけどね）分かりやすい作品が多い。長いと途中だれてきてつまらなくなったり、自分が成長するから肌にあわなくなって読むの止めるからだろうな。たまに整理すると自分の嗜好がわかって面白いもんです。大分減らしたつもりが、押し入れはまだまだいっぱいのまま…。次は同人誌整理かな～…。

2008.04.15

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表紙の違い

自分でもしつこいとは思うんですが……対比せずにはいられません！イル＆クラムジー物語　→→→　銀河郵便は三度ベルを鳴らす　→→→　銀河郵便は“愛”を運ぶ　→→→　やさしく殺して左が新書判、右が文庫になったもの。徳間デュアル文庫って子供向けレーベルみたいだからこーゆーイラストの方が受けるんだろうケド……中途半端なＢＬぽくてイヤ～。

2008.04.11

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『からくりサーカス第20巻』　藤田和日朗

アーティスト・高野健一とＤＪ赤坂泰彦がラジオで漫画について語っていた。「どうして漫画って最初の２、３ページだけカラーで、あとモノクロなんでしょうね～。あれってテンションさがりませんか？」「どうせなら、一番盛り上がるシーンをカラーページにすればいいのに」これを聞いて「ふふ～ん、そんなの、とっくにやってる漫画あるもんね～」　と一人ツッコミ。それは藤田和日朗先生の　『からくりサーカス　第20巻』　に収録されている「第35幕　闇色の血（後編）」　の最終ページ、ルシールが血しぶきを上げ倒れるシーン。残念ながらコミックスではモノクロだけど、サンデー本誌ではみごとな赤、赤、赤！ルシールの血の赤と青黒い服とのコントラストが強烈なタッチで描かれていて、７年以上経つのに本誌で見たときの衝撃は今でもはっきりと思い出せる。冷淡な己に対し　「私の血は冷たく凍った、闇色をしている」　と口癖のように繰り返すルシール。その言葉を覆すように、赤い血潮に彩られて幕を去る彼女。効果的にも、ストーリー的にも、もの凄く意味のあるカラーページだった。あー、雑誌とっておけばよかったなー…。

2008.04.10

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『聖☆おにいさん』　中村光

昨日は潅仏会（お釈迦さまのたんじょう日）でしたねー。最近『聖☆おにいさん』にハマッてるんで、いちいち反応しちゃいます（笑ブッダとキリストが、なぜか東京・立川にアパート借りて下界でバカンス中！仏教・キリスト教のネタはもちろん、時事ネタも豊富にいれたコメディ漫画です。とにかく二人がなかよくって、読んでてほっこり、なごやか～な気分になれます♪モーニングTwoで連載中。この間は週間モーニングにも出張しててうれしかったｖ今年１月に出た初版はすぐさま売り切れたそう。実際３月に買ったら２版でした。すごい人気だなー。面白いもんね☆

2008.04.09

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『ホログラム街の女』　Ｆ・ポール・ウィルソン

驚いた！　すっごい面白い！　これぞエンターテイメント！数世紀未来のメガロポリスが舞台となる、３章からなるＳＦハードボイルド。うだつのあがらなそうな探偵（主人公）が美人クローンからの依頼を受ける所から物語は始まります。凄腕ハッカー、ダーティタウン、モグリの医者、秘密組織、ドラッグ、ストリートチルドレンと80年代SF好きにはたまらないキーワードがこれでもか！　とちりばめられたストーリー。どんどん引き込まれる話の展開もすばらしいけど、登場人物が成長していく姿がしっかり書かれているのが素敵です。ラストは盛り上げ方も上手いうえに最高のオチ。なんて爽快な読後感！ひさびさにＳＦで泣けたなぁ～。あー、ほんとおもしろかった！　菊地秀行の　「魔界都市新宿」　、原寮の　「沢崎シリーズ」、大原まり子の　「イル＆クラムジーシリーズ」　あたりが好きな人には絶対おすすめ。ちなみに大好きな浅倉久志さんの訳本です。さーて、もう一回読み直そうっと♪追記：「イル＆クラムジーシリーズ」は天野喜孝さんがイラストを描いてる新書版がだんぜんいい！　いったいなんなんだこの文庫の表紙…。

2008.04.08

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『宇宙嵐のかなた』　A・E・ヴァン・ヴォクト

大好きな浅倉久志氏の訳本なので手にとってみました。1945年に発表、日本では1970年に翻訳されたもの。古さはぜんぜん感じないけどあんまりよくなかった。美貌の地球人女艦長vs素晴らしい肢体と能力を備えた亜人類の食うか食われるか（女艦長＝地球帝国軍の傘下に入れ、亜人類＝イヤだ、の戦いね）の攻防戦！こんな派手な内容にもかかわらずキャラがぜんぜん立ってなくてストーリーのメリハリが乏しくつまらない。せめてアイデアみっちりな設定だけで語ってくれたらそれなりに面白かっただろうに、突然主人公ラブロマンスおっぱじめちゃうし。（しかもラストは離婚破棄調停場面って…）カタチ（設定）だけの主人公がどんな感動的なセリフ言ったって白けるだけだっての。古い作品はそれなりになんでも面白いものと思ってたけど例外もある事が分かった1冊でした。

2008.03.19

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『猿の惑星』　ピエール・ブール

さいきん古典ＳＦ作品づいてます。中でも王道中の王道、1963年に発表された『猿の惑星』　ピエール・ブール著　ようやく読みました。とは言っても2000年にハヤカワ文庫から新訳（訳／高橋啓氏）で出た方。そのせいか古典とは思えないほどテンポよい語感♪内容も頭のいい猿と戦う冒険活劇話だと思ってたら、とんでもない！主人公の波乱に満ちた生活、ラブロマンス、人類の行く末等々、たくさんの要素をうまく盛り込んだとてもいいストーリーでした。ご都合主義な設定は多々あれど、そんなの気にならないほど面白いｖそして構成展開が見事。読み終えたあと、オープニングを再び読んでニヤリとしてしまいました。うまいなぁ……！

2008.03.19

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バイオメガ・重二輪のナゾ

昨日は前日ハシャギ過ぎたせいか夜８時半に就寝（笑本日よーやくご開帳～♪おお、プラモデルだ。ちゃんと説明＆組立解説付き。それによると東亜重工製重二輪は重二輪はHeavy Dual Coil、つまり動力が両輪それぞれに１基ずつついている２輪駆動機。合成人間か搭載ＡＩの脳周波のみで制御可能。１Ｇ下（地球上）での移動速度は時速６００km以上、走行時はタイヤ表面に特殊な空間を発祥させ、タイヤと接地面が瞬間的に結合する。この方式の採用により垂直の壁面、さらには大気圏外での走行も可能にしている。燃料は“重液”と呼ばれるもので詳細は不明である。「詳しいことはわかんないけど、とにかくなんかスゲェ２輪車」　らしいです。ふふふ、きっとナゾはナゾのまま、一切語られずに終わるんだろーなー……。そーゆーあたりが大好きだぁぁーっっ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　★本日の波平‐13★でっかいつくし柄みたいなハギレ半襟×水色デニム着物帯は先日リサイクルショップで買った単の名古屋。ふかふかしたバスマットみたいな織り地でぬくいです（笑

2008.02.21

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バイオメガ４巻・プラモデル付特装版！

今日は待ちに待ったバイオメガ４巻・重二輪プラモデル付の発売日～ｖｖｖあんまりうれしくってお出かけきもので正装しちゃいましたよ！んでもって一緒に記念撮影♪（ふふふ、頭んなか花わいてます）あぁ～開けるのもったいない……今日はこのまま眺めまくろうっとｖ★本日の波平★赤ハギレ半襟×紫矢柄お召しにエンジ薔薇柄帯、太いまるぐけ帯締めでアンティークコーデ。あと２時間で脱ぐってのに、えらい気合入ってます！（笑）

2008.02.19

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読書始めはデルフィニア戦記から

お久しぶりです、今年もよろしくお願いします♪年明けから大好きな茅田砂胡さんの本に没頭してました～。デルフィニア戦記全18巻と外伝1冊から始まってスカーレット・ウィザード全5巻に外伝1冊、暁の天使たち全6巻に外伝2冊、クラッシュ・ブレイズシリーズ1～9巻、計42冊ようやく読み終わったところ。あー楽しかったｖ　何度読んでも面白いなー！次は「桐原家の人々」と「レディ・ガンナー」シリーズに突入!特に桐原家は角川ルビー文庫版とＣ・ＮＯＶＥＬＳ版の違い探しに夢中になってしまいます。また寝不足の日々が続きそう…（苦笑）

2008.01.22

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プラモデル付き限定本

今月のウルトラジャンプ、付録はポストカード型・卓上カレンダー。もちろんバイオメガも入ってます♪しかも2007年9月号のコズロフが表紙だった記念すべきイラストvあー、よだれたらしててもやっぱ可愛いわコズロフ。限定のバイクプラモ付4巻も予約しました！2つ買うか迷ったけど（1つは作ってディスプレイ用、もう1つはパーツのままで永久保存）そのうち「完全版フィギュア」とか発売されそうなので保存用だけ。普通のプラモ造った事ないってのもネックです。NODAYAで製作代行やってなかったっけなー？発売は来年2月。楽しみー！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これは一応プラモなライガーゼロ（電池可動式）。久々にだしたら頭どっかいってた…。　　　　　　　　　　　着色済・接着不要、ブロックみたいに組み立てるだけで、とっても簡単。

2007.11.29

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千円もって

いつもとは違うブックオフに行ってみた。なかなかの収穫。勝手に読書週間中、浅倉久志氏訳本のハヤカワＳＦ文庫2冊、たけだみりこ「異国のメシーる」（このマンガシリーズとても好き）しりあがり寿「小説板真夜中の弥次さん喜多さん」（小説も書くのかと驚いて）団鬼六「飼育」（ちょいマイブーム）まだ読んでないサミュエル・R・ディレイニーの「ノヴァ」もあったのにしりあがり寿と団鬼六の誘惑に勝てなかった！最近SF漬けだったせいかなー。ぶ厚かったから、ちょっと引いたってのもある。「真夜中の…」はとても面白かった。あら削りな文体、でも勢いがあって、どんどん話の中に引き込まれた。映画も見よう。マンガもそのうち。全部で税込945円。ブックオフ1回千円と決めてから、無駄に本が増えなくなった気がする。でも、行く回数が増えたような………。追記：ここでも「いさましいちびのトースター」と「ヴァーチャル・ガール」発見。これで3店目。好きな本がどこの古本屋にでもあるのはすこし悲しい。いや、喜ばしいことか。誰かが売ってくれたおかげでこの本に出会えたし、これから他の人も楽しませてくれる。はやくよその家にいけるといいなぁ。

2007.11.14

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『いさましいちびのトースター』　トーマス・Ｍ・ディッシュ

『いさましいちびのトースター』　というタイトルどおり、なんとポップアップ式トースターが主役。ちびのトースターひきいる電化製品5点が自分達を捨てた御主人様をさがして旅に出る物語です。童話風のやさしい口調で、無機物であるはずの電化製品が個性豊かにいきいきと表現されている点が、さすが浅倉氏だな～とうれしくなりました。ストーリーも「電化製品に性別はあるのか」なんて考察されてたりと結構考えさせられるエピソードもあって、けっして子供だましじゃない。本当いい作品でした。こんな気持ちがあたたかくなる小説、ひさびさに読むなぁ。最近団鬼六やみうらじゅん読んでたせいか、なおさら沁みました（笑）挿し絵もとっても可愛いv　アニメ化なってるけど、日本にははいってこなかったそうです。小説は続編もでてるとのことで、さっそく注文しました。なんと、ちびのトースターが地球侵略にきた火星人と戦う物語らしい！うーん、楽しみー！

2007.11.12

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浅倉久志氏訳本　読書週間

なーんて、読みたまってた本が偶然、みんな浅倉氏の訳本だっただけなんですが（苦笑）4冊、とりあえずざっと読みました。彼の訳は言葉が優しくて、難しすぎないところが好きだなぁ。『いさましいちびのトースター』　トーマス・Ｍ・ディッシュ電化製品が主人を探して旅をする物語。―――「ね、どうだい」トースターが元気よくいいました。「結局はなにもかもうまくいくのさ」『竜を駆る種族』　ジャック・ヴァンス竜と人類と戦いのファンタジー系物語。―――兵士も竜も、踏みにじられた畑の上に長々と身を横たえていた。捕虜たちは船のそそばに力なくうずくまっていた。『デッドアイ・ディック』　カート・ヴォネガット一人の男を中心とした人生の物語。―――わたしは兄嫁に、自分がただのネズミではないことを知らせずにはいられなかったのだ。わたしが人殺しであることを。それがわたしの有名人への資格だった。『アインシュタインの夢』　アラン・ライトマン時間をテーマにしたＳＦ作品。―――時間のない世界を想像してみよう。イメージだけの世界を。それぞれの感想は再度、ゆっくり読み返してから書きます。

2007.11.09

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幸せな一日

ようやく買ったウルトラジャンプ今月号。今朝、通勤途中に読む。毎回付録が（ある意味）豪華で楽しみ。今月は3種類の内ランダムで1枚だけ入ってる特製カード。どきどきしながら開けたら……やった！庚造一（バイオメガ主人公）の社員証！！！名前の下に「上記の者は本社の合成人間であることを証明する。」と書かれているのがニクイ（笑）。裏面も磁気カードっぽく作られてて、実に凝った出来栄え！普段はくじ運すごい悪いのにな～。やっぱ愛の力か！しかも4巻、特製バイクプラモ付が限定発売！？うわー、予約しなきゃ！コーヒー床にぶちまけようがコンパクト落としてファンデ粉々に砕けようが今日は幸せな一日だった。

2007.11.08

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精神安定剤代わりの本

茅田砂胡さんの最新刊、ブログみた友人が買ってきてくれました。うれしーなー、グチってみるもんだ（笑）。　Hちゃんありがとー！感想やレビューはあちこちにアップされてるんで、ここでは割愛（不精者です）。う～ん、面白い。やっぱり好きだなぁ、この作家。なにがいいって、彼女の作品は登場人物設定、世界観等がすばらしく強固なんです。キャラが成長していくにつれ、多少性格に柔軟性がでてくるくらいで思想や心意気といった核と成るものは絶対に変わらない。そこが読んでて安定・安心感が生まれる理由かと。だから精神安定剤代わりにもってこい♪疲れているときや落ち込んでて現実逃避したい時、すごく効きます。登場人物がほぼ同じシリーズ本40冊近くでてるから、いつまでたっても読み終わらないのもポイント。ひたすら読んで、読んで、読んでると、いつの間にか復活してます。

2007.07.27

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大きい本屋さんがほしい！

本日発売、茅田砂胡さんの　「クラッシュ・ブレイズ　ミラージュの罠」　を買いに本屋さんへ♪………………………………………………………………本屋、3軒もまわったのに、売ってなかった……。まー、その本屋ってのが　「TSUTAYA内」　「イオン内」　「個人経営店」　だったってのも悪かったんでしょうが……でも、1作古いのは平積みだったんだよね……。会社帰りによれた唯一大きな本屋・宝文堂が潰れて以来、新刊がまともに買えません（涙）30分かけて街にでるしかないのか……。　ネット予約は無駄に送料かかるしなぁ～……。郊外型の本屋さん、切望中です。はやく読みたいなぁ……。

2007.07.25

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休日の楽しみ

BOOK OFFを何件かはしごして、数時間本漁り。半額なら時々迷い、105円なら即購入。それらをベッドに積み上げて、お酒も用意して、（基本缶ビール350ml1本、ウイスキーソーダ2杯）ごろ寝しながら読書三昧。あー、幸せだなぁ～。

2007.07.22

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理解できないSF小説

昨日　「理解できないSF小説は2つだけ～」　なんて大口たたきましたが思い返すといっぱいありました（苦笑）。■巨匠、ロバート・A・ハインラインの「獣の数字」　（またけものかよ）男女3人がパラ宇宙に旅し、どこか気持ちいい世界に落ち着いて村を作り生活する話。だったと思う。とにかく数式がぐちゃぐちゃ出てきて、わざとじゃないかと疑うほど難解な文章。しかも文庫3冊ってアンタ長過ぎだろ！解説には　「ハインライン初心者にはお薦めできません」　ときっぱり書いてありました。ほんとその通り。名作　「夏への扉」　から、いきなりコレはきつかった……。完読した自分をほめてあげたい。■筒井康隆　「虚人たち」コンパスにそっくりな異星人（だったとおもう）と人間の間に子供ができたことしか覚えてない。■R・A・ラファティ　「つぎの岩につづく」伊藤典夫氏＆浅倉久志氏が2人がかりで訳したもの。さぞかし面白いんだろうとわくわくしながら読んだら……見事に肌にあいませんでした（涙）。アメリカ製の　「ユーモア」　と　「ウィット」　ってやつをわかってないと理解できない作品らしい。短編集だったけど、どれひとつとして内容覚えてませーん（苦笑）。他にも小松左京の　「継ぐのは誰だ？」　（何度も読ではラストまでたどり着けず断念する）大原まり子の　「ハイブリッド・チャイルド」　（ぼんやり面白い印象はもってる）わたしの　「作品を理解する」　は、　「あらすじが語れる」　こと。となると、読んだのに忘れちゃった話も、結局理解してなかったことになるのかもしれないなぁ…。

2007.07.19

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『アインシュタイン交点』　サミュエル・R・ディレイニー

「超難解、でも面白い」　と何かで読んで以来、楽しみにしていたサミュエル・R・ディレイニーの　『アインシュタイン交点』　。あっはっはっ、ホントだ、むっずかしい～！色がいっぱい使われてキラキラして音楽がなってる物語でした。……なーんて、あまりにも頭悪い感想ですね。でもこの小説の読後感を的確に表現できる人、世界で何人いるんだろう？訳者あとがきで　『この作家は　「ステレオグラム」　を言語でやっている』　と書いてるけど、まさにそんな感じ。「ステレオグラム」　（ネウロのコミック帯についてるアレですよ）　の見え方（読み方）なんて普通言葉にはできませーん（開き直り）。ってゆーか、ちゃんと見え（読め）てすらいないしね……（苦笑）。理解できないSF小説はセカチューで有名になったハーラン・エリスンの　「世界の中心で愛を叫んだけもの」　だけだったのに、その上を軽くいっちゃいました。第一人者・伊藤典夫氏が訳するのに約20年（！）かかえこんだ作品だもの、当然といえば当然なんでしょうけど、なんか悔しいなぁ～。確かに面白く感じるのに、理解できないなんて！まぁ、この小説との付き合い方は、やっぱりあとがきで詳しく説明されているので、それを参考に何十年でも読んでいきましょう。　そう考えるとずいぶんお得な本じゃん（笑）ちなみに作者は黒人でゲイだそう。自伝もでてるようなので、みつけ次第読んでみようとおもいます。

2007.07.18

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『恋人たち』　フィリップ・ホセ・ファーマー

SFでタブー視されていた“性”をテーマに取り上げ、一大旋風を引き起こしたと謳われるフィリップ・ホセ・ファーマーの『恋人たち』。正直期待外れ。地球人男性が美人の異星生物　（しかもヒューマノイドタイプ）　に惚れ込んで囲い者にする話。発表された1953年当時はSFでHシーン有りってだけで相当問題作だったそうだけど、現代人にとっては別に大したことない内容。衝撃的らしかったラストもふ～んって感じ。なんだか昨今の　「カップリングはこれこれ」　で、　「エッチシーンは最低3回」　いれれば1冊の本になったわー的な内容スカスカなBL読んでるみたいでした。どんなに古くたって、面白いものは面白いから（ジュール・ベルヌとか）、やっぱりこれ話事体がイマイチなんだな。処女作だからしょうがないのか。異星生物との恋物語なら、諏訪雪里の　「サミア」　、大原まり子の　「タイム・リーパー」　が忘れられません。やっぱり恋愛話は女性のほうが得意なのかしら。

2007.07.17

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『女王天使』　グレッグ・ベア

バイオメガはまってるせいかSF小説熱も再来。最近読んだ本、忘れないうちに感想UP。まずはグレッグ・ベアの　「女王天使」　。好きなゲームに女王様系の天使がでてくるのでつい。友人には　「それ、作者の名前に引かれて買ったの？」　とつっこまれました。うーん、惜しい。（苦笑）　つーか、どんだけクマ好きだと思われてるんだ私。（確かに最近「クマくま」うるさく言ってるけどさー）舞台はナノテクが発展した未来。一つの殺人事件を廻って、さまざまな立場の人間やAIの視点から書かれた文章が、リアルタイムで交差して進んでいく物語。見たことないけど、ドラマの「24」を小説化したらこんなのかな。訳者の愚痴満載の解説も含め、まぁまぁ読めました。でも　「ブラッド・ミュージック」　のほうがずーーーっと面白かったなー。なんか尻切れとんぼな終わり。もしかして続編とかあるんでしょうか。

2007.07.17

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パクリ違い

新ブログタイトルに友人からツッコミ。「あんたにしては、ベタな感じでつけたねー」「え？　なんで？」「だって『東京タワー』のサブタイトル、ぱくったんでしょ」ちっがーう！　パクリはパクリでも、谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」　をパクッたんだい！（笑）そーいや東京タワー読んでません。リリー・フランキー、古いエッセイいまひとつだったので。小説はおもしろいのかしら……。

2007.06.19

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パンドラの箱

先週のモーニング、よしながふみ月イチ連載やってたんだ。知らなかったなー。『愛がなくても喰ってゆけます。』　を、ゲイの男二人組主人公にしたような話。作中、主人公がおいしいパンの味を知って、安い食パンが食べれなくなった話を「パンドラの箱」　にたとえて語るくだりは、ものすごく同感！わたしも週イチ、車で買い出しに行くパン屋さんがある。本当、あの味知らないままだったら、スーパーのパンで満足できたのに……。まさに　「パンドラの箱」　開けちゃった感。　さすが、適格な表現です。それにしてもオノナツメ、杉本亜未につづいてよしながふみ投入かー。作風にあんまり注文つけてない感じがいいな。　ちゃんと本ペンネームで描いてるし。のびのび太や桃栗みかん　（あー、ゲイ漫画作家時の名前しかでてこない）　が集英社系で出たときは、男にこびこびの話でがっかりしたもんなー。講談社少年誌系はほかにもCLAMP描いてるか。男性だけど、久米田康治、やきうどんも自分のキャラをカップリングにしたててる。保守的かとおもってたら結構ゲイに関大？それとも青年誌系も女性に読ませようという魂胆か。単にブームにのってるだけな気もするけど。なんにせよ、よしながふみの新作が読めるのはうれしいな。　　　　

2007.06.07

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『ヴァーチャル・ガール』　エイミー・トムソン

先日思い出したら読みたくなって、押し入れから引っぱりだしてきました。エイミー・トムソン作　「ヴァーチャル・ガール」　。たしか末弥純の表紙にひかれて買ったっけ。　SF文庫はそうくり返し読むことないのに、これは3度目。人工知能の少女が旅を通して自我を高め、本物の人間になっていく話。読むたびに主人公・マギーと作者の誠実さ、ひたむきな気持ちが伝わってきて、こころがなごむ1冊です。舞台は近未来のアメリカ。孤独な天才プログラマーによって生み出された人工知能・マギー。彼の生涯の友となるべく、マギーは完璧にちかい人工ボディに移植され、実世界へ。おりしも世界は人工知能撲滅運動の真っただ中。政府などから逃れるため二人は逃避行の旅にでます。途中青年とはぐれたり、他の人工知能と出会ったりと、さまざまな体験をして本物の人間とかわらない唯一無二な存在に成長していくマギー。ラストは納得のいく終わり方で、読後感もここちいいなあ。設定が甘い部分も多々あるけど、慎重に言葉を選び、一生懸命物語りを伝えようとする文体がそれを気にさせません。女流作家なのにもかかわらず、軽いタッチで書かれているのも魅力。こんな作品に出会うとうれしくなります。　本好きでよかった！

2007.05.31

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『デモン・シード　完全版』　ディーン・クーンツ

あらすじの　「四半世紀の歳月をへて、加筆修正をほどこした完全版」　というあたりにひかれて読んでみました。作者はディーン・クーンツ。大御所らしいけど初めて知ったな。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　内容は自我を持った人工知能が、肉体をもつ本物の人間になろうとする話。「ピノキオ」　やエイミー・トムスンの　「ヴァーチャル・ガール」みたいな、健気でひたむきな物語かと思ったらとんでもない。この人工知能、プロテウス（男）は恐ろしいヤツ！なんと人間の女性に自分で遺伝子デザインをほどこした子供（怪物）を生ませ、それに乗り移って　「超人類」　となり世界の神になろうとたくらみます。自分の一方的な欲求を満たすため、母とさだめた女性を監禁するわ脅すわ暴力ふるうわでもう最低。こんなモノに愛された主人公、すごい不幸……。化け物は誕生してしまうのか！？　最後までドキドキしながら楽しめました。プロテウスの修飾語がおおい一人称に、ときどき「彼のカメラ視線」の三人称が入り交じった珍しい文体。ゆらりと視点がかわるあたりが映画を見てるようで面白い。って、解説によるとむかーし映画になって、その後書き直したものなのね。映画も見てみたいものです。創元SF文庫は妙な作品おおくてたのしいなぁ。　もうちょっとマメにチェックしようっと。

2007.05.23

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「主将!!　地院家若美」

いまさら　「主将!!　地院家若美」　第２巻感想。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やっぱり若美さまのキャラは秀逸！ストーリーはベタなエロギャグでも、彼が主役だと許される気がします。（水戸○門みたいな予定調和な世界のおもしろさ）シモネタもスカトロ系はやんないから不愉快さもナシ。きっと若美さまの美学に反するのでしょう。女子部員が若美さまにどんどん本気で惚れてっちゃうのが見物。そしてついに若美さまの過去や、初恋の君があきらかに…!!!「少年マンガでボーイズラブはどうよ？」（週間Ｓ○Ａ！のレビューより抜粋したものらしい）　とうたわれてる帯でも一笑いできました。「いやいやこれはBLじゃないでしょ！　やおいならともかくBLにおかま主人公ってアリエナイし！やっぱ男性にはBLってどーゆーものかわかんないのかしらね～。BLってのは……（BL談義へ突入）」　と腐女子　（この言葉まだ有効？）　仲間で大盛り上がり。ちなみにマガジンサイドは　「ボーイズラヴ系（!?）」　と半信半疑な感じであおってます。絵柄ちいさくまとまっちゃった感あったけど、見なれるとどちらでもよくなりました。あなたならどっちが好き？　1・2巻、買って見比べてみるのも一興です。3巻も5月17日（木）発売決定！　（別にマガジンのまわしものじゃないですよー）ついでに月マガSP。先月号から始まった　「TRIBAL 12 -トライバル　トゥエルブ-」　　いいっすねー！　元気がとりえの脳天気ちびっ子、でも戦闘能力は桁外れ（攻）　がキマジメ黒ぶちメガネ男子　（受）　を敵の攻撃から危機一髪で救出！そのまま勢いで「学園とか世界なんか知るか！　オレは今お前を守るんだよ! 」とぶちかましてくれましたー！……告白かっ !?自分的に魔法律（もちろんムヒョ×ロジ）以来のヒット予感！　ちびっ子攻萌えー～。えっと、先月号と今月号貸すんで、だれか本出しませんか。（他力本願にも程があるだろ）

2007.05.02

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『ブルー・シャンペン』　ジョン・ヴァーリィ

ラリィ・ニーヴンのマクロな世界にひたりすぎた反動でちっちゃな世界観、でもちゃんとSFな話読みたくなりました。そんなときもってこいなのが　「ジョン・ヴァーリィ」　氏の作品。今日は　「ブルー・シャンペン」、ヒューゴー賞／ネビュラ賞受賞作がいっぱいつまった短編集です。彼の作品はSFを土台にして丁寧に描かれた　「人間模様」　がすばらしい。未来の日常生活を切り取った小さな物語。訳者の腕にもよるだろうけど、テンポよい軽快な語り口で、世界観がするすると頭にはいってきます。残酷な話、哀しい話、恋愛話、いろんな話があるけどいつまでも主人公の心情を考えてしまうような、精神にくるものがほとんど。妙に女性SF作家的。新井素子さんや大原まり子さん読んで育った私にはすごくなじみます。たいていバッドエンドだし、衝撃的な文章もかなり多い。でも現在生きているSF作家のなかで、いちばん面白いです。

2007.04.25

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『時間外世界』　ラリィ・ニーヴン

最近着物にベクトルむいてましたが本も読んでましたよー。ごはんと一緒。読まないと死ぬ。とっつきにくくて投げてたラリー・ニーヴンの　『時間外世界』　、頭から再読。彼の作品の中でもずいぶん古いようで、文体がちょっとあまいです。1950年生まれの男が、いろいろあって300万年（！）後の地球を探索する話。ここまで未来だとまったくのおとぎ話でたのしーなー。10代で成長をとめ、ほぼ永遠の命を手に入れた男女が「ボーイズ」　と　「ガールズ」　にわかれて生活している世界。このあたりは星野リリィさん絵柄でビジュアル浮かびました。ニーヴンお得意の取ってつけたようなラブロマンスももちろんアリ。これは絶対にはずせない要素らしい（笑）。期待してなかったせいかけっこう楽しめました。ただ本当、彼の作品は冒頭部分とっつきにくい！しかもそこに肝心な伏線あったりするんで、読み飛ばすとあとが大変。そこだけ注意です。

2007.04.24

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『インテグラル・ツリー』　ラリイ・ニーヴン

リングワールドシリーズにおとらず面白いと評判のスモークワールドシリーズの　『インテグラル・ツリー』　読みました。うーん、ブライアン・W・オールディスの　『地球の長い午後』　と夢枕獏の　『幻獣変化』　を足して割ったような話。面白いけど、この2作読んでた分比較しちゃって、すんなりとは楽しめませんでした。純粋な科学的見地からえがいた遠い未来の宇宙世界、その世界に順応した不思議な植物や人々の生活、他民族との戦争、男女の恋など、いろんな要素がよくまとまった一冊。その分、個々のエピソードが駆け足でながされ、想像が追いつくまで書かれていないのが残念。映画などで見たら楽しそうな話でした。

2007.02.10

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『BLAME!』　弐瓶勉

画集みてたら漫画も読みたくなって　『BLAME!』　全10巻ひっぱりだしてきました。主人公・霧亥（キリイ）が味方に出会い、敵をぶっ倒しながら、もの凄い巨大建造物の中を旅して目的を果たす物語。うーん、何度読んでもよくわかんない話。　ラストも　「えっ、これで終わり？」　と疑問だらけ。まだ続くと思って、1年以上続巻待ってたもんなー（苦笑）。でもSF的雰囲気＆廃虚感たっぷりな画面構成だけで、じゅうぶん楽しめます。せまい部屋に嫌気がさして、広い空間を味わいたい時にも便利な一冊。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2007.02.06

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『BLAME! and so on』　弐瓶勉

残業でジャンプ読めないほど疲れてます。そんな時はイラスト集ながめてぼーっとするのがいちばん。ってわけでハード（？）SF漫画　『BLAME!』　作者、弐瓶勉氏の画集見てました。彼の描くアリエナイ巨大建造物、なんか癒される～。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2007.02.05

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『悪夢機械』　P.K.ディック

創元社SF文庫で　『悪夢機械』　という面白そうなタイトルの本発見。作者のP.K.ディックは知らないけど訳者は第一人者の朝倉氏、信用できるので読んでみました。超能力者がたくさんいる近未来の話がいっぱいつまった短編集。文章堅くて難しいけどおもしろいなー。 ‥‥あれ？　『少数報告』　って別な本で読んだことある。『マイノリティ・リポート』　って、映画にもなった超有名な人の作品じゃ‥‥‥ああ！　「P.K.ディック」　って　「フィリップ.K.ディック」　のことかぁー！！！半分以上読んでようやく気づきました‥。にぶすぎだー。持ってる早川文庫では、「フィリップ.K.ディック」　表記なんですよ‥。以前数冊読んで、暗くて肌にあわないと感じて避けていた作家。苦手意識ナシで読んだら、素直におもしろかったです（苦笑）。年取ると、ニガテなもの少なくなっていいなぁ。同じく暗くて読むのやめてた　「ウィリアム・ギブソン」　もう一回チャレンジしてみるか。

2007.02.03

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『夢みる宝石』　シオドア・スタージョン

デイヴィッド・ブリンの　『サンダイバー』　を読んでたんですが、文体があわなくて頭に入らない。しかたなく後の楽しみにとっておいた　『夢みる宝石』　を読みました。感想は・・・藤子F・不二雄と大槻ケンヂを足して、ブラッドベリを掛けた上にほんのり丸尾末広で風味づけたような・・・いままでにないくらい、不思議で、読んでいてふりまわされる話でした。あらすじは孤児の少年があやしげなサーカス団にひろわれ、つらい目や異常な自分の生い立ちを知ってしまうけれど、最後は愛する女性と人生を切り開いていくという、割とまっとうな物語。でも実際読んでみると、なーんか変！　そもそも作者が　「書きたいことを重点的に書いている」　のか、「書きたいことは特に無いけど、生活のために書いている」　のか、それすらも分からない。訳者後書きで　“　「キャビアの味」　と称されている”　と書かれていましたが、まさにそんな感じ。ちゃんと食べたことないけど（苦笑）、素晴らしくおいしいってワケじゃないのになんでかまた食べたくなるような、めずらしいもの・・・まさに　『珍味』　です。情緒たっぷりのやさしい語り口調がクセモノ。うっとり読んでると、話が突然飛躍してワケわかんなくなります。　でも好き。　「人間を憎むあまり、巡業先々でマラリア蚊や毒蛇を撒き散らすサーカス団の団長」　がツボにきました。　ほかも読もうっと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2007.01.30

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『Concordance to Cordwainer Smith』

コードウェイナー・スミス氏の作品用語索引届きました！ニュー・イングランドSF協会から出版、熱烈なファン達によって作られたそうです。当然ながら、ぜんぶ英語…。読めなくても、持ってるだけで幸せだからいいけどｖさっそく　『ノーストリリア』　の訳者後書で紹介されていた　「ちょっといい話」　を確認。「コードウェイナー・スミス」という項目をひくと、ちゃんと説明がされているらしい……あ、本当だ。“Pseudonym for a Lord of the Instrumentality projected back in time about 16 kiloyears.He wrote histories from his memory. Possibly a memder of the Vomact family.”“一万六千年の過去に送りだされた〈補完機構〉の長官。自らの記憶をたよりに、それまでの歴史を書いた。おそらくは、ヴォマクト一族のひとり”　　‐訳者後書より‐彼の作品を呼んだことのある人なら、にやっ＆ジーンとする一文なんですが…うーん、、、うまく説明が出来ないのが歯がゆいなー！

2007.01.29

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SF貧乏性

1年程前からとり・みき氏の　『SF大将』　に載ってる全作品読破に挑戦してるんですが、これがなかなか進みません。理由は簡単、古本屋で見つけること前提だから。新本やネット検索すればあっという間にそろうけど、それは最後の奥の手です。だってこんなおもしろそうな本たち、いっぺんに読んだらもったいない！……はっきりいって、貧乏性です。新品は結構高いし（苦笑）。　あー、これはただの貧乏か……。

2007.01.25

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若美ふたたび

コミック出るまで待てなくて　『マガジン増刊号』　買っちゃいました。週間だと思ってたらこっちに連載。本誌は　『絶望先生』　で保守キャパ、ギリなんでしょうか。しっかし1月に1巻でて、月刊連載なのに3月もう2巻発売？　どんだけコミックス化しぶってたんだろ。それとも別な雑誌で連載してたのかなー。作者の「やきうどん」は　「やき」氏と　「うどん」氏のユニットだそうで、確かに今回絵が違う。うーん、1巻時の絵柄の方がメリハリあって好みだったなー。ネタもありきたりでイマイチ。とりあえずセンターカラーの若美先輩に金払った感じです。これは美しいvなんとなく先輩つながりで「美形・黒髪・ロン毛・おかま・攻」　キャラ思い出してみました。　　　　　　　『パタリロ！』　バンコラン。実は読んだことナシ、友人推薦。『NARUTO』　サスケラブなオロチ丸。『前略ミルクハウス』　…あれ、名前出てこない。女装子さん。『課長の恋』　ゲイバーのママ。『僕の先生はフィーバーｗｉｔｈ本マン』　塩沢○人の声を持つ保健医の先生。『魔界都市新宿シリーズ』　Dr.メフィスト。　あ、彼はおかまじゃなく男好きか。意外に「おかま」キーワードが難しい…。　他にもいっぱいいるんでしょうねー。

2007.01.24

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『ノーストリリア』　コードウェイナー・スミス

いちばん好きなSF作家、コードウェイナー・スミス氏の作品用語辞典注文しました！入手しにくいとおもってたら普通にアマゾンにあってびっくり（笑）エヴァ流行った頃、関連本として在庫してたのかなー。到着するまで、おさらいがてら作品再読中です。本日は「人類補完機構」シリーズ、唯一の長編作　『ノーストリリア』。舞台は西暦１６０００年。他惑星に住む大金持ちの少年・ロッドが、地球を丸ごと買い取っちゃったからさあ大変！「自分の」地球を訪れたロッドが、人間そっくりに改造された奴隷猫娘ク・メルと一緒にさまざまな経験をし、成長して、本当にほしいものを手に入れてぶじ故郷へ帰っていくお話です。ありがちな冒険小説かとおもったらとんでもない。完璧な世界観で書き上げられたこれは、未来史を読んでいるようにリアル。ラストシーンが一層現実感を増します。　やっぱりいいなぁ、この話。

2007.01.23

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『中性子星』　ラリイ・ニーヴン

買ったまま忘れてたラリィ・ニーヴンの　『中性子星』　読みました。いろんな星人でてきておもしろい！代表作の『リングワールド』もよかったけど、これは短編なぶんそれぞれの星人メインの話があって、「この生き物はこの星でー」って星人整理ができるのがいいなぁ（笑）。話もハデだし、俗っぽいし、頭使いたくないときにはもってこいでした☆（もちろん難しいトコはすっとばします…。）

2007.01.22

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主将!! 地院家若美

麗しいセクシーショットに目を奪われ、おもわずジャケ買いしちゃいました☆これがめちゃめちゃ当たり！　おもしろ～～い！！！主人公の地院家若美　（ちいんけわかみ・逆さから読んじゃいけないらしい！）　は大の男好きの男子柔道部主将。もちろん男性。ストーリーは彼（彼女？）が煩悩を謳歌する学園コメディ。意外にも、おかま主人公のギャグ一辺倒かとおもいきや、結構マジメに柔道マンガ。脇役も美少年、どじっ娘、メガネ男子とまんべんなくポイントおさえててバランス◎。下ネタも少なくて、男女関係無く受け入れられそうな構成＆展開。そのあたりはさすがマガジン、手堅いなぁ。なんか普通のレビューになっちゃいましたが、ホント、お買い得な一冊でした。カバー裏サービスも充実してるし（笑）私も地院家若美様に殺されちゃいたい…ｖ

2007.01.21

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『痴人の愛』　谷崎潤一郎

キモノ好きなら、谷崎潤一郎の「細雪」ははずせないらしい。そんなわけで「痴人の愛」読んでみました。（肝心の細雪、下巻しかなかったんでとりあえず…）確かに主人公「ナオミ」がどんな着物着てるとか事細かに表記されてて、中には奇抜な着こなしもあって面白い。話的にはナボコフの「ロリータ」のほうが変態度高くて好きだけど。でもおかげで「ナオミ」の共通言語性が分かって、長年のナゾがひとつ解けました。数年前、ナオミ・キャンベルが「ナオミよ～」って登場するCMありましたよね。あれの面白味がイマイチつかめなかった。インパクトはあるけど、そんな大騒ぎするほどのもの？って感じで。いま思うと、いわゆる「団塊の世代」的なおじさん中心に話題になってた気が。そうです、「谷崎文学」をいまの京極夏彦くらい一般的に読んでいたであろう方々。あのCMは、当時この「痴人の愛」読んで「ナオミ」が“日本における妖婦の代名詞”と理解していた人にだけわかる、共通言語を有した面白さだったんじゃないかと勝手に納得できたのでした。なんか堅苦しくなったけど、「共通言語」っていまで言う「額に肉の字」とか「赤はシャア専用」とかですよ。…いや、これだと20代でもキビシイか……アレ？そーいやイマドキのネタ知らないや…！谷崎は「卍」「春琴抄」「猫と庄造と二人のおんな」も読みました。今んとこ「猫」がいちばん好き。

2006.10.27

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