「スノードーム」アレックス・シアラー著石田文子訳
スノードームとは、あれですな。 クリスマスの時期によくあるガラスの球体で中に 水が入っていて、振ると雪が舞うかざりものです。 私は結構そういう「ちいさいもの」が子供の頃から 好きで、「シルバニアファミリー」もかなり集めた。 手のひらサイズの小さな世界にとてもあこがれて いたんでしょう。 いまだに心惹かれてしまう。 で、「スノードーム」ですがかなりひらがなが 多いので非常に読みやすい。内容はファンタジーかな。 でもあんまりハッピーな話ではない。 原題の「THE SPEED OF THE DARK」(闇の速度)の 方が内容に即している感じがするけど、その題だと 表題に魅力がないし。 おそらく誰でも一度は夢見ることかもしれない。 ちいさな世界を手中にしてしまったなら。