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カテゴリ:国内旅行
■7月11日(火)
■千枚田■を後に、「時国家」に行った。 石川県・奥能登・輪島 国指定 重要文化財(建物)・名勝(庭園) 189坪の最大級古民家、大納言格式の貴賓室 最大級の木造民家、平家第一の実力者「平時忠」の子孫・・・。 壇ノ浦の戦いで全滅したと思っていた平家は、ここ能登で生き続けていた。 江戸後期(170年前)に、名工「安幸」が28年かけて完成させた巨大民家で、入母屋萱ぶきの大屋根の高さは18メートル、正面玄関は総欅の唐破風造りになっています。 大屋根を支える巨大な梁は、周囲が2メートルの松の芯材を使用しています。 内部は、表向きに大庄屋様式の公務用座敷、裏向きに私用部屋を配した構造になっています。 正面:建坪189坪の最大級木造民家 総欅造り唐破風の正面玄関も民家では珍しい。 祖先は、800年前に能登に流された「大納言・平時忠 ・・・平清盛の義弟」と伝えられ、子の「時国」を初代として現在で25代目。 江戸初期から300石の豪農として天領大庄屋を務め、江戸後期に21代当主が現在の巨大で格式高い屋敷を28年かけて建造した。 現存する近世木造民家では最大級である。 大庄屋屋敷として公用部分と私用部分を分割した構造で、 公用部分の中心に大納言格式を示す「縁金折上格天井」の「大納言の間(別名 御前の間)」を配している。 広間の襖には、家紋でもある平家定紋の 「丸に揚羽蝶」を金箔で描いて連ねている。 (加賀の殿さまも「私は中納言だから、この部屋には入れない」と言ったそうだ。 そのさいは、天井の隅に紙を貼って一部を隠し使用したとのことだ。) 座敷の境上部には両面彫りの欄間を飾り、御前の間の欄間は蜃気楼を描いた珍しいものである。 「午前の間」に行く時に通る部屋は、「へり」を踏まないような畳の敷き方がしてある。 (▲瓶には柿渋が入れられたという。) 広い空間を占める土間は、この巨大な建物を支える柱・梁組と、萱ぶき大屋根の内側構造を見ることができる。 私用部分の部屋には、現在は展示品を陳列している。 大庄屋の公務用品、千石船用品、日用品などで、極初期の輪島塗の器は美術品として評価が高い。 鎌倉風の池泉回遊式庭園は、 背後の山を自然に組み込んだ巧みな構成で、素朴ではあるが力強い作風であり、 国の名勝に指定されている。 ▲「廻り座敷」。 内外の戸を閉めると中の人の居場所が分からず、鉄砲や槍で狙う的が定まらない。 広大な屋敷ならではの空間構成で「護衛の間」とも呼ばれる。 「ときくにけ」には本家(当家)と分家の2軒ある。 当家は分家より300m程川上側の高台にあります。 同名での混乱を防ぐため、現地の看板や表示等は当家を「上時国家」としています。 ■絶対に外れない!金沢■ ■7月10日(月) ■金沢にし茶屋街■ ■金沢:板葺き石置き屋根、芭蕉・・・。■ ■金沢:雑貨&カフェKUPPI ■ ■千里浜なぎさドライブウェイ■ ■7月11日(火) ■壊してはいけない「眺め」がある!:千枚田■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.19 11:12:11
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