テーマ:本のある暮らし(3317)
カテゴリ:読書
名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。 悲しい出来事が続いた「つる家」にとってそれは、漸く訪れた幸せの兆しだった。 しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。 どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい―。 一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた…。 いよいよ佳境を迎える「みをつくし料理帖」シリーズ。 幸せの種を蒔く、第九弾。 *神帰月―味わい焼き蒲鉾……文化13年11月の話 *美雪晴れ―立春大吉もち……同年12月~文化14年1月の話 *華燭―宝尽くし……同年1月~2月の話 *ひと筋の道―昔ながら……同年2月の話 富士日和 (特別収録)……同年2月の話 江戸と上方の文化の違いに驚くのだが、今回の違いは「黒豆のたき方」。 黒豆は、ふっくらと皺ひつつなく炊くのが上方流。 それに対して江戸では、皺を残して歯ごたえを残して焚き上げるのをよしとする。 たいていのことには慣れた澪だけれど、黒豆のたき方には慣れないという話だ。 また、海苔は大坂より江戸の方が馴染みのある食材だそうだ。 あらかたの食材は、「天下の台所」と呼ばれた大坂に集約され、そこから江戸に流れたのに対し、 海苔は江戸で生まれて大坂に渡ったからだ。 「みをつくし料理帖」で度々出てくる「こぼれ梅」。 流山で作っていることになっているが、先日のNHK■ふるカフェ系 ハルさんの休日■ で千葉県流山市にあるカフェで、こぼれ梅の、マフィンがあった!!! 食べたい!! ■みおつくし料理帖のセリフ■ ■NHK土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」 ■ ■八朔の雪:みおつくし料理帖■ 狐のご祝儀―ぴりから鰹田麩……文化9年11月の話 八朔の雪―ひんやり心太……文化10年8月の話 初星―とろとろ茶碗蒸し……同年9月~11月の話 夜半の梅―ほっこり酒粕汁……同年12月~文化11年1月の話 ■花散らしの雨・みおつくし料理2■ 俎橋から―ほろにが蕗ご飯……文化11年春の話 花散らしの雨―こぼれ梅……同年3月の話 一粒符―なめらか葛饅頭……同年4月の話 銀菊―忍び瓜……同年5月の話 ■想い雲みをつくし料理帖3■ 豊年星―「う」尽くし……文化11年6月の話 想い雲―ふっくら鱧の葛叩き……同年6月~8月の話 花一輪―ふわり菊花雪……同年8月~9月の話 初雁―こんがり焼き柿……同年10月の話 ■今朝の春:みをつくし料理帖4■ 花嫁御寮―ははきぎ飯……文化11年10月の話 友待つ雪―里の白雪……同年11月の話 寒紅―ひょっとこ温寿司……同年11月~12月の話 今朝の春―寒鰆の昆布締め……同年12月の話 ■小夜しぐれ:みをつくし料理帖5■ 迷い蟹―浅蜊の御神酒蒸し……文化12年1月~2月の話 夢宵桜―菜の花尽くし……同年2月~3月の話 小夜しぐれ―寿ぎ膳……同年3月~5月の話 嘉祥―ひとくち宝珠……同年5月の話 ■心星ひとつ(しんぼし):みをつくし料理帖6■ 青葉闇―しくじり生麩……文化12年6月~7月の話 天つ瑞風―賄い三方よし……同年8月の話 時ならぬ花―お手軽割籠……同年9月の話 心星ひとつ―あたり苧環(おだまき)……同年10月の話 ■夏天(かてん)の虹:みをつくし料理7■ 冬の雲雀(ひばり)―滋味重湯 忘れ貝― 牡蠣の宝船 一陽来復―鯛の福探し 夏天(かてん)の虹―悲し柚(ゆ)べし ■残月:みをつくし料理帖8■ 残月―かのひとの面影膳……文化13年6月~7月の話 彼岸まで―慰め海苔巻……同年7月~閏8月の話 みくじは吉―麗し鼈甲珠……同年閏8月~9月の話 寒中の麦―心ゆるす葛湯……同年9月~10月の話 秋麗の客 (特別収録)……同年9月の話 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.29 13:08:21
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|